30代から知っておきたい「乳がん」のこと

【乳がん体験談】宣告されたその日に全摘手術を即決。命を最優先で

LEE編集部

4歳の娘がおっぱいを吸ってしこりが見つかった!

川崎さんが乳がん宣告を受けたのは、44歳のとき。会社の経営不振、離婚、再婚、元夫の突然死など、波瀾万丈な30代を乗り越えて、仕事が安定した頃。夫と協力して11歳と4歳(当時)の2人の娘の育児も両立し、充実した日々を送る真っ最中のことでした。

「きっかけは、4歳の次女が、急に私のおっぱいを吸い始めたこと。産後3カ月でおっぱいをやめていたので、最初は『早く乳離れさせすぎちゃったかな』ぐらいに思っていたのですが、次女が『こっちが気になるの~』と右側ばかりを吸うんです。それで触ってみるとコリコリと手に当たるものがあって……。
産後1年ぐらいは検査などを受けていたのですが、ここ3年は忙しさもあって健康診断も受けずに放置していたので、すぐ病院に行きました」

マンモグラフィ、エコーの検査であらためてしこりを確認。良性か悪性かを細胞の一部を取って判断する「針生体検査」も行うことに。そして、検査の1週間後――。乳がん宣告を受けました。

「先生によると、小葉がんという乳腺に沿って葉っぱのように広がる、珍しい種類の乳がんだそうで、抗がん剤が効きにくいと。手術が必要で、乳房を残してがんだけを部分的に取り除く『温存手術』と、乳房すべてを摘出する『全摘手術』のうち、全摘のほうが再発率が低いと説明がありました」


「実は、検査中の先生の様子から、結果を聞く前に、8割方乳がんだろうと予想していたんです。検査からの1週間で、乳がんサバイバーの親しい友人がいるので彼女に相談したり、本を読んだり、ネットで調べたり、情報収集をしていました。
その中で、とにかく命を最優先で治療法を選ぼうとすでに心に決めていて。先生の気遣いあふれる説明を振り切って、『切ります! 全摘ってことで!』と、その場で治療法を即決しました」

ご本人いわく「威勢のいい競りのように、さくっと手術法を決めた(笑)」という川崎さん。そうは言っても、自分が乳がんだという現実を受け止めるのは、簡単なことではないはず……。

「確かに、告知を受けたときは、さすがの私も病院の受付で、大きなため息をついてうなだれました。
でも、父や叔父もがんに罹っていて、体にいいことにまったく興味がなく、お酒が大好きだというところも、私は受け継いでいたんです。そのうえ、少ない睡眠時間で激務をこなしていたから、がんになるのも仕方ないのかなと……。告知された直後は、妙な納得をしながらぐるぐると考えていましたね」

そんな川崎さんを、前に向かって、突き動かしたものとは一体?

「時計に目をやると、もう18時過ぎ。子どもたちにごはんを食べさせなきゃ、という思いが一番先にきて、立ち上がりましたね。
子どもは待ったなしで起きるし、眠るし、おなかはすくし、悩んでいる時間なんてない!と。
2人の子どもがまだ小さいから、命最優先でいこうと決めたこともあり、そこで私の『乳がんプロジェクト』のスイッチが入ったのかも。どんなヘビーなプロジェクトでも乗り越えてみせよう、と思えましたね」

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