藤原千秋

ベッドに「カビ」が生えたらどうする?! 要注意の寝室とは

夏に驚くベッドのカビ

「梅雨」「カビ」と聞いたら、「お風呂場!」を連想する人が大半だと思いますが、じつは「寝具(ベッド、布団)」にもカビが生えやすいっていうこと、ご存知ですか?

なんとなく「におうかな?」と気になり、ベッドパッドを外してみて、マットに生えたカビに初めて気づいてビックリする……というようなケース(事件!)が近年、増加しています。が、ビックリしすぎて(しかも不名誉なので)皆さんあまり他人には話さないようではあるようす……。

「寝具」(ベッド、布団など)のカビ。実のところ、お風呂場のカビよりも発生させてはいけない(増やしてはいけない)カビと言えます。なぜなら、カビ(胞子)を一晩中、近い位置で、たくさん呼吸してしまうからです。

どんなに長湯でも、カビの生えたお風呂場に3時間滞在する人は滅多にいませんよね。でも、カビの生えた布団の上には、どんなに短時間睡眠の方でも、3〜4時間は寝そべっているのでは……。

どちらのほうがよりカビ対策を優先させなければいけない、深刻な害か? 考えるまでもなく自明だとは思いますが、さて、見つけたところで「どう対処したらいいの?」。お風呂場のように「カビ取り剤」を撒けばいいの? ……途方に暮れてしまう方がほとんどなのではないでしょうか。

こんなベッドは要注意!

「へえ、大変だね。でもベッドの新しい我が家には関係ないもんね」と思っているあなた! じつは買って1年以内のベッドなのに、カビがびっしり生えてしまった、なんていうケースは珍しくないのです。

またカビの生えるベッドというのは、すのこだろうが、二段だろうが、たとえベビーベッド(!)だろうが、タイプを問いません。他人事のように感じている方も、一度マットレスを動かすなどして隅々まで確認してみることをおすすめします。

私が、さまざまなお宅にお邪魔する中で、特にカビの生えやすい環境だと感じたのは、以下のような場合です。

・寝室(ベッドのある部屋)で、洗濯物の「部屋干し」をしている
「寝室に干すと、洗濯物の乾きがいい」と干している方に言われたことがあるのですが、それは布団やマットレスが洗濯物から出る湿気(水分)を吸い込んでくれるからです……。晴れた日に意識的に布団やマットレスを干している、というようなわけではない場合には、こまめなカビチェックが必須です。かなり、あぶないです。

・インフルエンザ対策を頑張りすぎている
…梅雨近くなっても、インフルエンザが心配だからと寝るときに「加湿器」を稼働させているお宅の布団がカビだらけだったというケースが少なからず……。お部屋の気温、湿度のモニターが必要です。布団のみならずカーテンのカビ頻度も高いです。

・二段ベッドの上段
…高い位置にあるせいか、なぜか「風通しがいい」と思い込まれていて、下段に比べて布団を干すのを端折られる傾向があります。上段は中高生など年長の子どもが使用していることが多いせいか、新陳代謝の激しさから予想以上にフレームや布団がカビがちなのですが、その高さゆえに覗き込みにくいため、ますます親から気づかれないのです。そして、子ども本人もカビに気づかない(カビなのかどうかもわかっていない)ケースがほとんどです。

・ベッドマットレスの上に布団敷きしている
布団生活からベッド生活に移行した方に多い習性で、見た目のいい「万年床」になっている状態です。「畳みたくない」「干すのが手間」という気持ちが強いのか滅多に動かされないため、布団にもマットレスにも湿気が溜まってズッシリ重くなりがち。一見まだカビが生えていないという場合も、それは限界まで布団とマットが湿気を吸っているせいかもしれません。

・築年数の経った木造住宅の一階部分に設置されたベッド
…環境的に湿気が高いため、気をつけていてもカビやすいので注意が必要です。

・河川、暗渠、海などが近い家に設置されたベッド
…環境的にかなり湿気が高めであるため、気をつけていてもカビやすいので注意が必要です。

・下部に引き出しなどの収納がついているベッド
…引き出しの中身が汗などによる湿気でカビだらけになっている可能性がきわめて高いので注意が必要です。

・汗かきの人が使っているベッド
…一般的に、一晩に人は250ml程度の汗をかき、その大半が寝具に吸い込まれていると考えられています。とりわけ、太った人や汗かきの人、体じたいが大きい人の場合、500ml以上も汗をかいていると言われます。またパジャマを着用せず裸に近い格好で寝ている場合にも注意が必要です。

・子どものおねしょや嘔吐などが多いベッド
…いわずもがなですが、汗のそれでは済まない水分が吸い込まれた可能性があり、その際の処理方法によってはカビのほか、ダニの大量発生や異臭のリスクが高い状態なので、あらためての適切な処置が必要です。

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Writer Profile

藤原千秋

住宅アドバイザー・コラムニスト

Chiaki Fujiwara

1974年栃木県生まれ。住宅ライター・アドバイザー&コラムニスト。家族は夫と娘14歳、娘10歳、娘6歳。毎日5キロ歩いてます。

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