知っておきたい「子育て支援」

ママによる、ママのための、“楽しい”子育て支援!「めぐろ子育てマップ」の魅力とは?

赤ちゃんや小さなお子さんと街へおでかけする際、おむつ交換や授乳できる場所がわからず困った…という経験がある方は多いのではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、自由が丘や中目黒を始めとした目黒区各地で子育てマップを作られている「めぐろ子育てマップ作り隊」の皆さんの活動です。

広げるとA3サイズの地図には子連れに嬉しい情報がいっぱい!一部一部、メンバーの手でてのひらに収まるサイズに折られているので、持ち運びもしやすい♪

おむつ替えができる場所や子連れに優しいスポットなどがまとめられた地図は、私自身もとても楽しく活用させていただいてきました。おでかけ前にそういった情報を集めようとしても、大きな施設以外はわかりづらいもの。また、ただでさえやることがたくさんある毎日、色々と調べるのも手間がかかってしまいますよね。
近隣に住むママさんを始め、たくさんの方に喜ばれている「子連れでおでかけマップ」ですが、地図を作っているのもまた、子育て中のお母さんたち。お話を伺う中で見えてきたのは、「ママだからこそできる」「ママにしかできない」、“楽しい”子育て支援の形があるということでした。

赤ちゃんを連れてのおでかけは大変!!ママたちを応援するツールを作りたい

始まりは、09年に目黒区の社会教育講座「自由が丘の子育てマップを作ろう!」にて、区内の子育て中のパパママ達によって作られた成果物。おしゃれなお店が多く、乳幼児連れが多い街としても知られている自由が丘ですが、子連れで出かけるのに必要な情報はなかなか手に入りません。そこで、口コミ情報をもとに実際に足を運んで確かめ、オムツ替えや授乳可能な場所、バギーで入れるトイレの他に、子連れで入りやすい飲食店、子ども服雑貨店、スーパー、小児科、公共施設などを掲載。現在はインフォメーションセンター、区役所や区内の児童館などにも置かれています。

通称「マップ隊」の皆さん。活動は毎回お子さんも一緒に和気あいあいと行っています。

活動開始時からずっと携わられている代表の山本礼子さんも、大学生と小学校5年生のお子さんを持つお母さん。このようなマップを作りたいと思われたのは、ふたりめの子育てがきっかけだったといいます。

「夫の転勤があったので、長女が小さい頃はずっと海外にいました。おむつ替えや授乳などはどこでもでき、おでかけのストレスは全くなく、とても子育てしやすい環境でした。
その後、日本に戻ってから第二子を出産したのですが、今度は地元のはずなのにそういった情報がなかなか手に入らなくて…同じように困っているママは多いはず!と、地図作りを思い立ちました。」

私自身、地元が近く、子どもの頃からよく訪れていたため馴染み深いつもりでいた自由が丘。しかし、長男が赤ちゃんの頃に初めておでかけした時は、おむつを替えるために駅周辺まで何度も戻ったり、行きたかったお店はバギーで入れず、抱っこしながらでは食事どころではなったりと、意外にも大苦戦。しばらく足が遠のいてしまったという苦い経験があります。この地図を知ったのは第二子出産後のタイミングだったのですが、ママの立場に寄り添った内容に「もっと早く出会いたかった…」と悔しくなるほどでした。

マップは全部で5編。手前から時計回りに
<都立大学・自由が丘編>2018年2月改訂、配布中(2018年4月現在)
<目黒駅周辺編>在庫なし・配布終了
<目黒区南部地域周辺編>在庫なし・配布終了
<中目黒編>2017年2月改訂、配布中(2018年4月現在)
<祐天寺・学芸大学編>2018年秋改訂発行予定

「子育てをする中で感じたのは、必ずしも『自分からどんどん情報収集し出かけていけるタイプ』ばかりではないということ。周りには、日々の忙しさに追われ自分で色々調べる余裕もなく、外出する気になれないと話してくれる人もいました。そういう時に、このマップが『おでかけしてみようかな』と一歩外に出る背中押しになってほしいと思っています。」

そして、「歩道がなく車が多い」「ベンチが多く休憩に最適」というような、ママにはありがたい一言アドバイスのほか、八百屋さんやクリーニング屋さんなど日々の生活に関わるお店が多く記載されているのも特長のひとつ。

「こういうお店は、一言会話が必要なところが良いと思うんです。赤ちゃんのお世話をしていると、気づいたら1日他の大人と誰とも話さずに終わっていた!なんてこともありますよね。大型スーパーは便利ですが、しゃべらなくても買い物が完結してしまうので、敢えて地元ならではのお店を入れて、近隣に住んでいるママさんたちが地域の人と関わるきっかけにもしたかったんです。」

「手渡し」を大切に。そこから生まれる様々な繋がり

もうひとつ、とても印象的だったのが「メンバーから子育て中の方へ、子育て中の方から仲間へと手渡し活動も大切にしています。」という言葉。区役所や児童館など区内の様々な場所や、区民祭りなどのイベントにも置いていますが、例えば育児学級、児童館の乳幼児クラブ、子連れスポットなどでたまたま隣合った親子に、ちょっと勇気を出して声をかけて「手渡し」することを大切にしているそうです。
メンバーの皆さんも、なるべくマップ持ち歩いて機会があれば渡すようにされており、赤ちゃんを産んだばかりでマップの存在を知らなかった人に「こんなものがあるんですね!産後は出歩くことがなかったけど、これを持って行ってみます」と喜ばれたり、逆にもう持っていて「いつも活用してます!」と御礼を言われたり…中には、それをきっかけにお友達になり、マップ隊の活動に参加するようになった方もいるそうです。

慣れた手つきでマップをきれいに折る、小学生のお子さんたち。お母さんと一緒に自然な形でボランティア活動に参加するなんてとても素敵ですよね!小さなお子さんは、お母さんに話しかけたり膝に乗ったり…そんな姿も可愛らしかったです。

地図自体を活用してもらうだけでなく、マップ隊の活動に参加することで、誰かと子育てについて話したり、知り合い作りのきっかけにしたりしてほしいという山本さん。誰でも気軽に参加できるよう、区役所内の子育て広場で「みんなでマップを折る」という催しを開かれたこともあるそうです。また、「マップをください」と言われた時は「お友だちの分もどうぞ」と2部以上渡すように心がけているといいます。

「そのマップを誰かにあげることが、ママ同士のつながりの一歩になるかもしれない。マップが友だち作りのツールにもなれちゃうのです。手渡しは『あなたのことを見守っているよ』という、相手のことを気にかけたサイン。地域には優しい先輩ママがたくさんいて、あなたの子育てを応援しているということが、ひとりでも多くのお母さんに伝わるといいなと思っています。」

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Writer Profile

佐々木はる菜

ライター

Halna Sasaki

1983年東京都生まれ。結婚・出産を機にWebライターを始め、国内外のトレンドやニュース、子育て情報などを執筆。女性のキャリア・働き方についての情報発信も目指す。京都人の夫、甘えんぼ5歳息子&強気な2歳娘の4人家族

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