LIFE

インテリアショップスタッフに学ぶ「理想の部屋」の作り方

長い年月をかけ実現したモノトーンスタイルの家

2016.11.08

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LEE12月号の別冊付録は、大増84ページのインテリアBOOK!
今回は、定番人気&最旬ショップのスタッフたちの暮らしをたっぷり見せていただきました。
今日のLEEコーナーでも五軒のお宅をご紹介します。

第1回目は、2010年にオープンしたスウェーデン最南端のイケア、「イケア マルメ店」のスタッフ、オランダーさん宅。やわらかなモノトーンの色使いをお届けします。

 

Monotone Room 1

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白をベースにシックなグレーの壁や黒の家具で、新しいモノトーンスタイルを楽しんでいるオランダーさん夫妻。
とはいえ、このスタイルになるまでいろんな試行錯誤を重ね、たくさん色を使うことも試みたのだそう。

「私が家に求めるのは落ち着ける場所で、それが一番感じられるのがモノトーンだったのです」(リンダさん)

また、一朝一夕ではない、12年間のリノベーション期間も現在の素敵な住まいにつながっています。なんと、あまりにリノベを繰り返すあまり、息子のリヌス君が「今日は僕の部屋はどこにあるの?」と聞いてきたことも。

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エントランスもモノトーンのクールなスタイルで。重くなりすぎないよう、濃いグレーの壁は一面だけに。

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収納を隠す布も、モノトーンで。ファブリックはイケアのもの。

「壁の色を何度も塗り替えたり、壁を取っ払って、またつけたり……。とても長い道のりでしたが、おかげでやっと自分たちの気に入ったスタイルとレイアウトに落ち着きました。とにかく失敗してもいいからトライすることが大切ですね」(モンスさん)

夫のモンスさんは昔グラフィックデザインを勉強していたこともあり、インテリアは夫婦の共通の趣味。リノべ後の今も、次はどんなアイデアを取り入れるか家のことを話すのがとても楽しいのだそう。

Living&Kitten

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まるで洋書の1ページのようなリビング。グレーの壁使いは黒い家具との相性も抜群。ところどころにあるアイアン素材のソケットや鏡もきいています。ディスプレイには花やグリーンも必ずミックス。

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リビングにあるおしゃれなレコードプレーヤーはオーディオシステムが趣味というモンスさんのもの。

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キッチン横の壁使い。黒板横の絵は、子供たちのものではなく、リンダさんとモンスさんが5歳のときにそれぞれ描いた絵なのだそう。

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キッチンの収納棚。リンダさん曰く、ディスプレイを兼ねた収納は、埃がかぶらないように毎日使うものがおすすめだとか。棚はイケア。

 

Bedroom

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夫婦のベッドルーム。こちらの壁は黒に近いダークグレーで。きりりとクールな雰囲気がかっこいい!

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壁には、モノトーンのアートを重ねるようにディスプレイ。白と黒のコントラストがとても素敵です。

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寝室のワンコーナー。ソファはイケア。窓辺やサイドテーブルに置かれたグリーンも絵になります。


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MALMÖ SWEDEN
4LDK 156㎡

妻41歳(『イケア』ショップスタッフ)
夫42歳(会社員)
息子16歳・娘14歳、12歳

息子のリヌス君、娘のエマさんとマイアちゃんの5人暮らし。一家が住むマルメは、スウェーデン南部に位置し、今おしゃれな若者が集まっている人気都市。家族みんな、休日は外出するよりも家で過ごすほうが好き。


次回は日本!「アクタス」スタッフのお宅をルポします。

Photograph/Oskar Falck Coordination/Yuki Murata Composition&Original Text/Sayoko Kishiyama Taeko Ishii Noriko Tanaka
詳しくは2016年11/7発売のLEE12月号に掲載
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