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柚子のチーズクリームロールのレシピ/八田真樹さんの絶品スイーツ

  • 八田真樹

2018.01.16

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柚子のチーズクリームロールのレシピ/八田真樹さん

1月半ば。
厳しい寒さが続きます。
皆さん、風邪など引かないように気をつけてくださいね。

今年101歳(!)を迎える祖母の家の庭では、この冬もたくさんの柚子が実をつけました。
冬の凛とした空気の庭先に 陽だまりのような黄色を見つけると、冷たい空気が ほどけるようでほっとします。

今回は柚子を使ったスイーツです。

ふわふわのスポンジとクリームに すりおろした皮を加えた ”柚子のチーズクリームロール”
ほんのりと柚子が香るロールケーキです。

ふわふわスポンジのポイントは卵の泡立て。
十分に泡立ったか、泡立て器を持ち上げて確認しましょう。
泡立て器から落ちた生地が、そのままの形で10秒以上残ればOK。
焼き上がったら、乾かないように すぐにラップやビニル袋で全体を包むことも大切なポイント。
蒸気でしっとりさせる効果もあります。
くり返し焼いてコツをつかんでくださいね。

切り分けたケーキはやさしい黄色。
テーブルの上にできた陽だまりです。

ぜひ、お楽しみください。

柚子のチーズクリームロール

【材料】 24x28cm 天板1枚分

・ 卵     3個
・ グラニュー糖     70g
・ 薄力粉    50g
・ 牛乳     大さじ2
・ 柚子の皮     1個分

・ クリームチーズ     75g
・ グラニュー糖     30g
・ 生クリーム     150ml
・ 柚子果汁     小さじ1
・ 柚子の皮     1個分

【作り方】

* オーブンを200℃に温める。
* 天板にオーブンシートをしく。
* 柚子は皮をすりおろし、果汁をしぼる。
* クリームチーズは室温においてやわらかくしておく。

① ボウルに卵を入れ、ときほぐす。グラニュー糖を加え、湯煎にあてながら泡立てる。生地に人肌の熱がついたら湯煎から外し、さらに泡立てる。(泡立て器を持ち上げたとき、 落ちた生地が広がらずにそのまま残る状態になるまで)

② 薄力粉を振るい入れ、柚子の皮も加えてゴムべらで混ぜ合わせる。

③ 牛乳に②をひとすくい加えてよく混ぜてから②に散らすように加えて混ぜ合わせる。

④ 天板に生地を流し、表面を平らにならす。オーブンで8~10分焼く。焼きあがったらすぐに全体をラップで覆うかポリ袋に入れてそのまま冷ます。

⑤ ボウルにクリームチーズを入れやわらかく練る。グラニュー糖を加えてよく混ぜる。柚子果汁、柚子の皮を加えて、よく混ぜる。

⑥ 別のボウルに生クリームを入れ、氷水にあてながら、軽く角が立つまで泡立てる。

⑦ ⑤に⑥をひとすくい加え、ゴムベラでやさしく混ぜ合わせる。同様にして2、3回に分けて加え、やさしく混ぜ合わせる。

⑧ ロール生地のオーブンシートをはがし、巻き終わりになる端を斜めに切り落とす。(断面に茶色の筋を出したくない場合は、焼き面をはがす)

⑨ クリームを斜めに切り落とした部分を避けて塗り、手前からシートを持ち上げて巻いていく。巻き終わりを下にし、シートで軽くしめ、ラップにくるんで冷蔵庫で20分ほど休ませる。

製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。

八田真樹 Maki Hatta

お菓子研究家

短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。

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