FOOD

抹茶のスフレチーズケーキのレシピ/八田真樹さんの絶品スイーツ

  • 八田真樹

2017.05.09

この記事をクリップする

抹茶のスフレチーズケーキのレシピ/八田真樹さん

5月

新緑のさわやかな季節、そして新茶の季節になりました。

今回はこの季節に楽しみたい「抹茶のスフレチーズケーキ」です。
たっぷりのメレンゲを混ぜ込んだふんわりと軽い生地は繊細でとけるような口当たり。
アクセントに黒豆を加えて酸味を抑えたやさしい風味のチーズケーキです。

このケーキはパウンド型で焼くことが多いのですが、角型に黒豆をしきつめて焼いたり、丸型でホールで焼いたりもしています。とてもやわらかい生地なので、一切れずつナイフの刃を熱湯で温めてから切り分けてくださいね。

低めの温度でじっくりと焼き、焼き上がりもすぐにはオーブンから出さずにゆっくりと粗熱を取ります。(これは急激な温度変化があると真ん中がへこんでしまいがちなので。)さらに一晩冷やして生地をなじませて・・・ゆっくりと時間をかけたチーズケーキはそれだけでも贅沢でちょっと特別なおやつです。

 

ふわっと抹茶が香るチーズケーキ。新茶で淹れたお茶と一緒におたのしみくださいね。

 

 

細長く切り分けられた抹茶のスフレチーズケーキ

     黒豆を敷き詰めて角型で焼くと、表情もちょっと変わってきます

 

 

抹茶のスフレチーズケーキ

【材料】 8x15cmパウンド型 2台 (18㎝丸型 1台)

・ クリームチーズ 200g
・ サワークリーム 50g
・ 牛乳 50ml
・ きび砂糖 60g
・ 卵黄 3個分
・ 抹茶 大さじ2
・ 湯 大さじ4
・ コンスターチ 15g

・ 卵白 3個分
・ きび砂糖 30g

・ 黒豆(甘煮) 80g位

 

【作り方】

* 型にオーブンシートをしく
* クリームチーズを室温でやわらかくしておく
* オーブンを170℃に温める
* 抹茶を湯でよく溶いておく

1   クリームチーズを柔らかく練り、サワークリームを加えて泡だて器でよく混ぜ合わせる。

2   (1)に牛乳を少しずつ加えてなめらかになるまでよく混ぜる。

3   (2)にきび砂糖を加えて混ぜ、卵黄を一つずつ加えてよく混ぜる。

4   (3)によく溶いた抹茶を加えて混ぜる。

5   (4)にコーンスターチを振るい入れて混ぜる。

6   別のボウルに卵白を入れて泡立てる。全体に泡立ったらきび砂糖を2、3回に分けて加え、泡だて器を持ち上げたとき角の先がおじぎする位まで泡立てる。(写真a)

7   (5)に(6)を3回に分けて加える。2回までは泡だて器でやさしく混ぜ合わせ、最後の1回はゴムベラでさっくりと混ぜ合わせる。

8  型に生地を1/4高さくらいまで流し入れ、黒豆を散らし入れる。上から残りの生地を流し入れる。

9 (8)を天板にのせ、湯をはる。オーブンの温度を150℃に下げて1時間ほど湯煎焼きにする。(途中、湯がなくならないように足すこと)

10 きれいな焼き色がつき、弾力がでて竹串をさして生地がついてこなければOK。そのままオーブンの中でゆっくりと冷ます。冷蔵庫に入れ一晩冷やす。

 

(写真a)写真:メレンゲの角が立ったところ

 

(写真b)

写真:作り方7・メレンゲと全ての材料を泡だて器でやさしく混ぜている

 

 

製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。相

八田真樹 Maki Hatta

お菓子研究家

短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。

閉じる

閉じる