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コウケンテツ流 がんばらない定番料理

定番は、こんなにシンプル!

コウケンテツ流【がんばらない定番料理】繰り返し作れる料理、繰り返し食べられる味とは?「家のごはんは100点じゃなくていい」

  • コウケンテツ

2026.10.07

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2回作れば「うちの味」になる

コウケンテツ流 がんばらない定番料理

コウケンテツ流【がんばらない定番料理】繰り返し作れる料理、繰り返し食べられる味とは?

無理せずごはんを作り続けるために私たちに必要なのは、がんばらずに作れるレシピ。とびきりの味ではなく、安心できるいつもの味。コウさんが家族に作り続ける定番は、こんなにシンプルです。

Index
  1. コウケンテツ流 がんばらない定番料理
  2. コウケンテツさん
  3. コウさんにとって繰り返し作れる料理、繰り返し食べられる味とは?
  4. 手が勝手に動くくらいの手順で、味は“70点”がいいんです
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コウケンテツさん

コウケンテツさん

料理家

身近な素材と簡単な手順で作るレシピで人気を集める。テレビ、雑誌、イベントなどで幅広く活躍。世界各地を巡り、土地ごとの家庭料理を学ぶことをライフワークとする。5人家族のごはん作り担当。YouTube「Koh Kentetsu Kitchen」も人気。

コウケンテツさん

コウさんにとって繰り返し作れる料理、繰り返し食べられる味とは?

コウケンテツさん

家のごはんって100点じゃなくていい。むしろ100点じゃないほうがいいと僕は感じているんです。そうですね……70点、時には60点でも十分じゃないかな。作るほうは「せっかく作るなら、とてもおいしいものを」と考えてしまう。それは僕も同じだったのですが、「実は家のごはんって、100点じゃないところがいいんだ」ってことがだんだんとわかってきたんです。

基本的に僕のレシピは複雑ではないんです。使う食材も調味料も少ない。それは何回か、2回ほど作ってもらえれば、もうレシピを見なくても作れちゃうくらいにしたいからなんです。毎日のこととなると、僕自身がそのくらいじゃないと続けられないなあ、と感じているので。それと、今の世の中「うま味」をちょっと重要視しすぎているのでは?とも感じていて。毎日作る家の料理でも、つい「何かうま味のあるものを」と考えて、調味料や素材を重ねないといけないような気になってしまう。いろいろ重ねないと「おいしくないんじゃないか?」と不安になってしまう雰囲気になっているような気がします。もちろんうま味は料理のとても重要な要素だし、それを重ねるからこそ楽しめる味もあります。でも塩だけで味つけした料理でも、十分おいしいんですよ。それこそ、そのくらい肩の力を抜いて向き合っていかないと、繰り返し作ることも苦しくなってきますよね。

手順も材料も少ないレシピのいいところは、何度か作っていくうちに“手が勝手に覚える”こと。そんなレシピが増えていくと、毎日のごはん作りはかなりラクになります。今回紹介するレシピも、短いスパンでどんどん作ってもらいたいと思っています。そう、繰り返しでいいんです。同じものを出し続けていい。食べるほうも、そして作るほうも、「バリエーションを求めない」のも大切かも。実際に、わが家だって同じものを繰り返し食べているんですよ。まさに、今回紹介した料理は、しょっちゅう食卓に上ります。あとは、作る人が最後まで味を決め切らなくてもいいんじゃないかな。韓国などアジアの国々では卓上に調味料があって、各自で好きな味に仕上げて食べるんですよね。うちも参鶏湯(サムゲタン)を七分くらいの味つけで出して、家族それぞれ塩などで調味して食べています。

家のごはんは60点、70点でいいという話とつながりますが、僕のレシピも100%の完成までは味を決め切っていないものが多いです。「本当はこれを入れたら、もっとおいしくなるよ」という素材もありますが、そこまでは書かなかったりします。これは、決して手を抜いているとか、ネガティブな意味ではないんです。「その人の好みに仕上げる余地」を残しておきたいなあ、と思うんですね。

シンプルだから、何回か作れば無理なく手が覚える。すると、「これを入れたら、もっといいかも」「今日はあれがないけど、代わりにこれでなんとか」と、アレンジや救済策を自分で思いつける。覚えたレシピはひとつでも、そこからいくつも派生して、どんどん「自分の味」に育ててもらえたらすごくうれしいですね。

僕のレシピで料理した人が、「めちゃめちゃおいしい」と言ってくれるのはもちろんありがたいです。でもそれ以上に印象に残っているのが、「これ、繰り返し作れる」「毎日食べても飽きない」という言葉。「まさにそれ、僕が目指しているところ!」なんです。

あとはね、皆さん、「作りたくないときは、作らなくていい」です。外に食べに行ったり、テイクアウトでもまったく構わないと思っています。一時期は僕自身だって、「土日は作らない」と決めていたこともありましたから。

……でも、外のおいしすぎるごはんが続くと、やっぱり家のごはんが恋しくなってしまうんですよね。そういうときに、「これならやれそう、作れるかも」というレシピを紹介していきたいなあと、いつも思っているんです。

手が勝手に動くくらいの手順で、味は“70点”がいいんです

手が勝手に動くくらいの手順で、味は“70点”がいいんです



Staff Credit

撮影/松村隆史 スタイリスト/朴 玲愛 取材・文/福山雅美
こちらは2026年LEE11月号(10/7発売)「コウケンテツ流 がんばらない定番料理」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。

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