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【吉岡里帆さん】“ハッピーマインドの整え方”「自分のご機嫌は自分で取るのが大人のルール!」
2026.05.23 更新日:2026.06.02
Cover Interview
吉岡里帆さん「ハッピーマインドの整え方」

壁のないフランクな人柄と屈託のない笑顔で、撮影現場を一瞬でハッピーに染め上げてくれた吉岡さん。「自分のご機嫌は自分で取るのが大人のルール」と笑う、吉岡さんが教えてくれた、“幸せなココロの整え方”。

Method
1
「ストレスをためない」思考と生活を癖づける
仕事が増え始めた20代前半、その仕事量に自分が追いつかなくて。焦ったり、不安になったり、睡眠不足になったり、それが翌日の仕事に響いてしまったことも。だからこそ、不安やストレスはその日のうちに解決。その解決策が見つからないときは周りに相談。勝手に「一人で思考を暴走させない」よう、気をつけるようになりました。特に思考が暴走しがちな夜は思いきって寝てしまうのもひとつの手。人間はストレスを感じるとレモン5個分のビタミンを失うらしいので。イライラしたときは「もったいない」の気持ちでビタミンを優先(笑)。美容ルーティンも仕事も一度潔く手放して「明日やれることは明日やろう」。ぐっすり寝て、朝早く起きて、「朝活」で取り戻しています。

Method
2
「理由」をこじつけて自分の「糧」に変える
すっごく誠実にまじめにやっていても、理不尽な出来事にはぶち当たってしまうもの。また、なぜかネガティブな出来事って立て続けに起こるんですよね。そんなときは私も「ついていないなぁ」と思いますが、無理に抗うとストレスになってしまうので。あえて半眼になり「今日はもうこういう日だ、諦めよう」と悟りの境地で乗り越えるよう心がけています。ただ、すんなり受け入れるのではなく、何かしらの理由をこじつけるように。例えば「この出来事はきっと、私にこういうことを教えてくれているのかな……天が」みたいな(笑)。転んでもただでは起きない、つらい思いは無駄にしない、その経験を学びや課題に無理やり変えて、「明日の自分」に生かすようにしています。

Method
3
仕事は全力。自分を「焚き上げる」
頑張れないときはもう、自分のやる気を「焚き上げる」しかないですよね。そのときの薪になるのは「周りの人をガッカリさせたくない」という思いです。「予想していたよりも、さらによいものを仕上げてきてくれた」とか、「そういうものを用意してくれる人なんだ」って、思ってもらえるような役者でありたいと私は思っているので。この仕事をしていると、焚き上げないとできないようなことがたくさんあります。だからこそ、自分の思いだけではなく周りの人への思いもくべて、自分自身に火をつけて燃え上がらせるのです、メラメラと(笑)。
Method
4
誰かと比べない。「自分」に目を向ける
養成所に通いながら小劇場の舞台に立っていた頃、映画『百円の恋』の安藤サクラさんを見て打ちのめされ、「あんなふうにスクリーンの中に存在できたら!!」と猛烈に憧れ、喉から手が出るほど「あの才能が欲しい」と思った……。今も誰かと自分を比べて「羨ましい」と思うことは多々あります。そんなときは、自分が現場で求められていることや、「そういうところがいいよね」と言ってくれた周りの人の言葉を思い出して、「自分が頑張ってきたこと」や「自分らしさ」に目を向けるようにしています。また、私が欲しいと願う誰かのそれは、その人が時間と努力を積み重ねて、手に入れてきたもの。だからこそ「羨ましい」を「頑張ろう」に変えて。それもまた、自分を焚き上げる薪にするように心がけています。

Method
5
打たれて、へこんで、「バネ」ができた!
20代の頃、私は弱い自分が嫌いでした。
些細なことで落ち込んで、気持ちを切り替えようと思ってもなかなかできず、引きずってしまうこともあって……。「痛みもちゃんと受け取って咀嚼して栄養にしないと。ここから、どう変われるかは自分次第だ!」そう思えるまでには、だいぶ時間がかかったような気がします。
打たれて、打たれて、ようやくバネができた、それが今の私です。思考回路もそうだし、人との接し方もそうですね。
自分がちゃんと「こういうことで役に立てます」と思えていないと、現場で居場所を見つけるのが難しかったりするじゃないですか。堂々と立っていればいいのに、コソコソと端っこで小さくなっていたりして。自分を卑下して自分の居場所を狭くしてしまう、20代の頃はそんな人間関係の弱さに悩んだこともありました。強くなれたのは、やっぱり「自分らしさ」に目を向けることができるようになってからなのかな。「私は絶対に人を裏切ったりしない。自分とかかわってくれる人や仕事に本気で向き合おう。もしも誰かにマイナスのエネルギーをぶつけられたとしても自分は同じものを返さないぞ」って、その姿勢を貫くことで、それがだんだんと自分らしさになり、自信につながった。人間関係は勝ち負けじゃないし、一緒によいものを作りたいという感覚がみなぎっていれば大丈夫。相手を信じてみよう、踏み込んでみよう、ダメだったとしてもまた立ち上がればいい。それも自分の糧にして強くなればいいんですから!

Method
6
「充実させなきゃ!!」の呪いを解く
私をご機嫌にしてくれるもの。それは「クタクタの部屋着」です。とろんとした柔らかい素材で、自分のカタチになるまで着倒した、「使いすぎて水気をよく吸うバスタオル」みたいな愛着にあふれたやつ(笑)。「おいしいお店開拓」も、すごく豊かなことをしている気分になれるから好き。「なんの予定も入ってない休日」も私を幸せにしてくれます。以前は休日に予定を詰め込むタスク人間でした。さらには、友達との食事会もつい「私がお店を予約しておくよ」と言ってしまうタイプ。だから休日明けには逆にヘトヘトになっていることもあったりして(笑)。「休日は充実していなければいけない」という謎のプレッシャーを感じている自分に気づき、それを手放すようになってからは、ふらりと映画館に行ったり、気の向くまま昼間からお酒を飲んだり……「やらなきゃ」ではなく「本当にやりたいこと」ができているような気がします。
Method
7
「幸せ感度」にコンシャスでいる
人生を楽しくするために必要なのは「自分一人でも立てる強さ」と、「近くにいる人や日常を奇跡的でありがたいものだと思える感覚」と、「自分は何が好きかを知ること」。誰かに寄りかかりすぎたり、求めすぎると、幸せになるのは難しい気がします。周りの人を見ていても「幸せな人」って「欲深くない」気がするんです。今が幸せだと気づいている人の強さは計り知れないと言いますか。「もっと、もっと」という上昇志向がプラスになることもあるけど、幸せ感度に関して言えば邪魔してしまうことも。だからこそ、よく眠れた朝、両親からの「元気だよ」という連絡、信頼するマネージャーさんと二人で笑い合う時間……。今目の前にある一瞬一瞬を大事に感じ取れる自分でありたいなって思うんです。
Staff Credit
撮影/三瓶康友 ヘア/KOTARO メイク/AIKO ONO スタイリスト/古田千晶 取材・文/石井美輪
こちらは2026年LEE6月号(5/7発売)「吉岡里帆さん「ハッピーマインドの整え方」」に掲載の記事です。
※商品価格は消費税込みの総額表示(掲載当時)です。
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