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「ドライフルーツとナッツのしっとりブラウニー」レシピ/「歩粉(ほこ)」磯谷仁美さんの、おうちで作れるやさしいお菓子

  • 磯谷仁美

2023.02.01

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シンプルで素朴ながら素材の風味をしっかり感じられるスイーツに定評がある、京都の大人気カフェ『歩粉ほこ』。“やさしい”味わいを、おうちでも再現できる“やさしい”レシピで、店主・磯谷仁美さんに提案していただきます!

#14「ドライフルーツとナッツのしっとりブラウニー」

歩粉 ドライフルーツとナッツのしっとりブラウニー

2月と言えば、バレンタインデー。おいしいチョコレート菓子もいっぱい売っていますが、好みの甘さに仕上げられたり具材も選べたりするのは、手作りならではの楽しさですね。

最近は子どもも学校でバレンタインに“友チョコ”を配りあいっこする、なんて話を聞きました。
ひと口でも満足度の高いこのブラウニー、小さなサイズでプレゼントしても、十分に喜んでもらえると思います。
今回も混ぜていくだけの、とっても簡単レシピ! ぜひお試しくださいね。

材料 (21×16.5×高さ3cmのバット1台分)

  • ビターチョコレート 100g
  • 無塩バター 100g
  • 卵 110g(約2個分)
  • きび糖 60g
  • 塩 0.8g
  • A
    • 薄力粉 35g
    • ココアパウダー 17g
  • お好みのドライフルーツ 適量
    (今回使用したのは、クランベリー、グリーンレーズン、イチジク、マンゴー、オレンジ)
  • お好みのナッツ 適量
    (今回使用したのは、マカダミアナッツ、カシューナッツ、ピスタチオ)

下準備

  • 生タイプのナッツは、150℃のオーブンで15分、から焼きしておく。
  • バットにオーブンシートを敷く。
  • ドライフルーツとナッツは、お好みの大きさにカットしておく。
  • チョコレートがかたまりの場合は刻んでおく。
  • オーブンを170℃に予熱する。

作り方

  1. ボウルにチョコレートとバターを入れ、湯せんにかけてゴムべらで混ぜて溶かす。
  2. 別のボウルに卵、砂糖、塩を加え、泡立て器でざらつきがなくなるまですり混ぜる。1を3回に分けて加え、そのつどよく混ぜる。
    歩粉 ドライフルーツとナッツのしっとりブラウニー 作り方01
  3. Aを2にふるい入れ、ゴムべらで粉っぽさがなくなるまで、さっくり混ぜる。用意していたバットに流し入れ、平らになるように伸ばし広げる。
    歩粉 ドライフルーツとナッツのしっとりブラウニー 作り方02
  4. お好みのドライフルーツとナッツを、好きなように表面全体に置いていく。
    歩粉 ドライフルーツとナッツのしっとりブラウニー 作り方03
  5. 170℃のオーブンで6分焼き、いったん取り出してアルミホイルをかぶせて、さらに12分~15分焼く。生地の中央に竹串を刺し、何も付いてこなければ焼き上がり。歩粉 ドライフルーツとナッツのしっとりブラウニー バットのまま冷ましている様子

バットの上からラップをふんわりかけ、蒸らしながら冷ます。冷めたら、包丁で好みの大きさに切る。(冷蔵庫で冷やしたほうが、切り口がスパッときれいに切れます)



歩粉的おいしさのヒミツ

私は、ビターな味が好みなので、今回チョコレートはカカオ66パーセントのビターのみを使用しましたが、甘さ苦さのバランスをチョコ選びで調整できるので、ぜひお好みのチョコを使ってみてください。

ビターチョコとミルクチョコを半々で作ってみよう、などその時の気分でアレンジするのもいいですね。

歩粉 ドライフルーツとナッツのしっとりブラウニー カットしてラッピング

そして、楽しいのが、最後のトッピング。今回は、彩りも華やかにいろんな種類をのっけてみました。
ドライフルーツは、クランベリー、グリーンレーズン、イチジク、マンゴー、オレンジ。ナッツは、マカダミアナッツ、カシューナッツ、ピスタチオ。

酸味が効いているものがあると、メリハリが出て良いので、クランベリーやマンゴー、あんずもおすすめ。
ナッツは、もちろんクルミ、アーモンド、ヘーゼルナッツも合いますよ。

1~2種だけをぎっしりのせる、というのも良いかもしれません。
自分好みを反映できるのが手作りの醍醐味ですからね。

お楽しみいただけますように~。

歩粉 ドライフルーツとナッツのしっとりブラウニー 盛り付け コーヒー

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『「歩粉」磯谷仁美さんの、おうちで作れるやさしいお菓子』は、毎月1回更新。
次回は3月1日に更新予定。お楽しみに!

製作・撮影/磯谷仁美 バナー写真撮影/津久井珠美

磯谷仁美 Hitomi Isotani

「歩粉(hoco)」店主

おいしい焼き菓子やデザートと、ぬくもりのある空間が大人気のカフェ『歩粉』の店主。2015年2月まで東京・恵比寿で、スイーツ好きから圧倒的な支持を集めるも、建物の都合で閉店。その後、渡米。偶然が重なり「シェパニーズ」でインターンシップを経験するなど、アメリカンベイキングを学ぶことに。帰国後、2018年に京都・大徳寺そばに現店舗をオープン。著書に『歩粉のお菓子』(文化出版局)、『歩粉のポートランド&バークレー案内』(誠文堂新光社)、『朝食おやつ』(文化出版局)など。

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