野菜がたっぷり食べられる、冬のごちそうといえば鍋。今回はもうひとワザ加えて、さらなるおいしさの高みを目指します！　もちろん、難しいこと一切なし。素材の数をあえて減らしました。こんな簡単なことで、段違いのおいしさです。

栄養満点のパセリは、たっぷりどうぞ
千切り大根と肉団子の塩鍋

「体にやさしい大根をたっぷりとるなら、火の通りが早い千切りで。スライサーで、“シャーッシャーッ”と楽しく削るのが私は大好き」（ウー・ウェンさん）

材料・2～3人分

• 鶏ひき肉……200g
• 大根……400g
• パセリのみじん切り……たっぷり
• Ａ）
  • こしょう……少々
  • 酒……大さじ1
  • しょうがのみじん切り……1かけ分
  • しょうゆ……大さじ1/2
  • 粗塩……小さじ1/4
  • ごま油……小さじ1
• 酒……1/2カップ
• 粗塩……小さじ1/3

作り方

1. ボウルにひき肉を入れ、Ａの調味料を上から順番に、そのつどきちんと混ぜながら加えていく。2等分にし、団子状に丸める。
2. 大根はスライサーなどを使い、繊維に沿って千切りにする。
3. 鍋に水2カップ、酒を入れ、中火にかける。沸いたら①を入れ、表面の色が変わって固まったら、弱火にしてフタをし、10分煮る。
4. ③に②をのせてフタをし、さらに5分煮る。粗塩で味を調え、パセリを散らす。

シメはおじや

残ったスープにごはんを入れ、軽く煮る。たっぷりと“追いパセリ”をするのもおすすめ。「パセリの香りを楽しみたいから、溶き卵は入れません。さわやかな香りを楽しみながら、あっさりといただきましょう」（ウー・ウェンさん）

教えてくれたのは
ウー・ウェン（Wu Wen）さん

中国・北京生まれ。「ウー・ウェンクッキングサロン」主宰。中国に伝わる家庭の味を、日本の素材で手軽に作れるよう工夫して紹介。少ない素材とシンプルな手順で生まれる奥深い味にファン多数。
Instagram：wuwen_cookingsalon
公式サイト：https://cookingsalon.jp/

撮影／鈴木泰介　スタイリスト／駒井京子　取材・原文／福山雅美
こちらは2023年LEE1・2月合併号（12/7発売）「「野菜」がもっとおいしくなる　人気料理家の「ひとワザ鍋」」に掲載の記事です。