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歯の神経を抜いた経験がある人は40代で60%も!歯を守るために知っておきたい歯科検診の重要性と「歯内療法」のこと

2022.11.29

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歯を守るために知っておきたい歯科検診の重要性と「歯内療法」のこと

仕事に家事・育児に忙しく、自分のことは後回しになりがち…な30 代・40代ですが、「歯の健康」は後回しにしないで!
正しい「歯内療法」と歯の健康についての啓蒙活動を行っている「日本歯内療法学会」の調査では、40代は歯の神経(歯髄)を抜いた経験がある人が多い世代であることや、一度神経を抜いた歯は再治療が必要になる割合が高いことなどがわかりました。そこで、歯の健康についてちょっと注意が必要な30代~40代が、自分の歯を守るために知っておくべきことをまとめました。

※歯内治療…一般的には歯の神経の治療のこと。歯を支える土台としての根(根管)の処置=「根管治療(コンカンチリョウ)」という治療法を行うこと。詳しくはこの記事の最後でも紹介しています。

 

歯の神経を抜いたことがある40代は多い! さらに、再治療を経験している人も多数

歯の神経を抜いたことがある40代は多い! さらに、再治療を経験している人も多数

「日本歯内療法学会」が年代ごとのむし歯の治療経験を調査したところ、30代では7割以上、40代では9割以上の人が「むし歯の治療経験がある」という結果に。さらに、40代では60%の人が「歯の神経(歯髄)を抜いた経験がある」ことがわかりました。

神経を抜いた歯は痛みを感じにくくなりますが、むし歯にならないというわけではないので、むし歯になっても気づくのが遅れるというリスクが高まります。事実、以前神経を抜いた歯を再治療した経験がある人は多く、とくに30代から40代にかけてはその割合が増えるという調査結果も。

 

【調査結果】Qむし歯治療で歯の神経(歯髄)を抜いた経験はありますか?

歯の神経を抜いたことがある人は、20代で28.1%、30代で40.0%、40代で60.0%という高い割合に。

左の円グラフは全体の割合、右は年代別の割合を表にしたもの。40代では、60.0%の人が歯の神経(歯髄)を抜いた経験があるという結果に!

【調査結果】Q以前神経(歯髄)を抜いた歯を再治療(もう一度歯の根の治療)した(している)経験はありますか?

神経を抜いた歯の再治療を経験する人も多数。とくに30代から40代にかけては経験している人の数が大幅にアップしていることがわかります。

神経(歯髄)を抜いた歯の再治療を経験する人も多数。とくに30代から40代にかけては経験している人の割合が大幅にアップしていることがわかります。

 

神経を抜く治療は若年層から行われているけれど、その後の検診の重要性は周知されていない傾向に…

神経を抜く治療は若年層から行われているけれど、その後の検診の重要性は周知されていない傾向に…

歯の神経(歯髄)を抜く治療に関しては、20代でも28.1%が経験しているという結果から、年齢とは関係なく、若い層にも広く行われている治療だということがわかります。これを読んでいる人の中でも、「学生のころに神経を抜いたことがある」ことを思い出した人もいるのではないでしょうか?

神経(歯髄)を抜いた歯は、むし歯になっても痛みなどのサインを感じにくくなってしまうというリスクがあるほかに、繰り返し治療をすると治療難度が上がるというリスクも!  そのため、神経(歯髄)を抜いた歯は、定期的に検診をして歯科医師のチェックを受けることが大事なんです。

ところが、神経(歯髄)を抜いた経験がある人の中には、「どの歯か覚えていない」という人や「どの歯だったか曖昧」という人が多いという調査結果も。

【調査結果】Q神経(歯髄)を抜いた歯がどの歯か覚えていますか?

神経を抜いたことがある人に「どの歯か覚えているか?」と質問したところ、全体で63.2%の人が、覚えていない、どの歯か曖昧だと回答。どの年代でも、しっかり覚えている人は半数以下という結果に。

神経(歯髄)を抜いたことがある人に「どの歯か覚えているか?」と質問したところ、全体で63.2%の人が、「覚えていない」「どの歯を治療したか曖昧」だと回答。どの年代でも、覚えている人は半数以下という結果に。

 

歯の神経(歯髄)を守るためには、日々のケアと定期的な検診が大事!

歯の神経(歯髄)を守るためには、日々のケアと定期的な検診が大事!

神経(歯髄)を抜いた歯が再びむし歯になって発見が遅れることや、再び悪化し治療を繰り返すことは、歯を失うリスクを高めることにもつながります。

これからの長い人生で、歯の本数を保持することはとても大事なことですが、歯の本数保持には「神経(歯髄)を守る」ことが重要に。

歯の神経(歯髄)を守るためには、日々の歯のケアを怠らないことと、定期的な歯科検診で歯の状態をチェックすること、痛みを感じたら早めに歯科医を受診し必要な治療を行うことが大事です。調査結果では、定期的に歯科医院で検診を受けている人が少ないこともわかっていますが、3~6カ月に1回の頻度で検診を受けるのが理想的。

【調査結果】Q現在、むし歯治療以外で、歯科医院で検診している頻度を教えてください。

定期的な歯科検診は3~6カ月に1回程度が理想的ですが、半年に1回以上の検診をしている人は全年代で42.3%と、日本の歯科検診頻度は低いのが現状です。

定期的な歯科検診は3~6カ月に1回程度が理想的ですが、半年に1回以上の検診をしている人は全年代で42.3%と、日本の歯科検診頻度は低いのが現状です。

 

歯を守るために知っておきたい「歯内療法」という治療法

歯を守るために知っておきたい「歯内療法」という治療法

歯の神経(歯髄)を守る治療が必要となる際は、高度な技術が求められる「歯内療法」が必要になることが。

歯の神経(歯髄)を守る治療法「歯内療法」とは…

歯髄を守る「歯内療法」とは…

歯の中には、神経と呼ばれている歯髄という軟らかい組織があり、歯の根の中の管(根管)の先にある小さな孔で、あごの骨の中の神経や血管とつながっています。この歯髄がむし歯や外傷で細菌感染したような場合には、歯がひどく傷んだり、歯肉が腫れたりします。このようなとき、その歯を救い、長い間機能させるために行うのが、歯髄の一部や全部を除去して歯を残す治療、「歯内療法」です。

一般の歯科でも「歯内療法」を受けることができますが、専門医の資格を持っている歯科医は「日本歯内療法学会」のHPに掲載をしています。詳しく知りたい人はチェックしてみてください。歯髄を守るためのケアや適切な治療について、「歯内療法」の専門医に相談することもおすすめです。

「歯内療法」について詳しく知りたい人、専門医を知りたい人は、こちらから!

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●お問い合わせ
一般社団法人 ⽇本⻭内療法学会
☎03·3947·8891


イラスト/二階堂ちはる、文/渡辺有紀子

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