ほっくりした食感と満足感のある食べごたえは、食欲の秋にぴったり。そしてそのやさしい甘さは、ハロウィンスイーツとしても大活躍。ひとつの素材をさまざまな味わいに変身させる達人、若山曜子さんに秋の食卓が盛り上がる、とっておきのかぼちゃレシピを教わります。

ヘルシーなかぼちゃのお菓子は、たくさん食べても罪悪感なし!?　ハロウィンシーズンのデザートにも最適。

丸ごと器に使えば気分も上がる！
坊ちゃんかぼちゃのプリン

「かぼちゃの甘味を生かして砂糖は控えめ。なめらか食感だから丸ごとぺろりといけて満足感大」（若山曜子さん）

材料・1個分

• 坊ちゃんかぼちゃ……1個
• Ａ）
  • 生クリーム……80㎖
  • 牛乳……70㎖
  • シナモンパウダー……小さじ1/4
• 溶き卵……1個分
• 砂糖……25g
• メイプルシロップ（好みで）……適量

作り方

1. かぼちゃは丸ごとふんわりとラップに包み、電子レンジ（600W）で6～10分加熱する。
2. スッと包丁が入る程度までやわらかくなったら、ヘタが残らないように、上部を切り取り、種とワタをスプーンで取り除く。
3. 皮を破らないように注意しながら、スプーンで果肉を100g分くりぬく。

皮を破らないよう注意する。果肉がかたい場合は、レンジの加熱時間をのばして

4. 鍋にＡを入れて中火にかけ、沸騰直前まで温める。
5. ボウルに③でくりぬいた果肉と砂糖、④を入れ、ハンドブレンダーなどで混ぜ合わせる。溶き卵を加えて混ぜ、ザルで一度こす。
6. ③の坊ちゃんかぼちゃに⑤を注ぐ。上部をおおわないようにラップで包み、さらにアルミ箔で包む。
7. 鍋に⑥を入れ、熱湯を深さ2㎝まで注ぐ。

蒸気が効率的に回るように深めの鍋で。万が一、皮が少し破れても、ラップ＋アルミ箔で二重に包んでおけば安心

8. 鍋のフタをして強火にかけ、蒸気が鍋全体に回ったら、その状態を保てる程度に火を弱めて15～20分蒸す。器に盛り、好みでメイプルシロップをかける。

教えてくれたのは
若山曜子さん

菓子料理研究家。大学卒業後、パリへ留学。ル・コルドンブルー、エコール・フェランディを経て、パティシエ等のフランス国家資格を取得。インスタグラムも好評。
Instagram：yoochanpetite
公式サイト：https://tavechao.com/

撮影／宮濱祐美子　スタイリスト／伊東朋惠　取材・原文／福山雅美
こちらは2022年LEE11月号（10/6発売）「若山曜子さんの“かぼちゃレシピ”で食卓がイベントになる！」に掲載の記事です。

▼「かぼちゃ」関連記事はこちらもチェック！

「かぼちゃのホットビスケット」レシピ／なかしましほさん

「パンプキングラノーラ」レシピ／なかしましほさん

https://lee.hpplus.jp/recipe/2397078/