「ミルフィーユポイント」ほぐし／所要時間1分

おしりの筋肉が層のように重なり合う部分が、田口さん命名の「ミルフィーユポイント」。ここをほぐすと効果大です！

1.両足を左側に出し、右手のひじをついて上半身を傾けます

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両足をそろえ、左に流した横座り（お姉さん座り）に。右ひじを曲げて上半身を横に倒し、左手は軽く床に添えて体を支えます。「簡単にミルフィーユポイントに体重がかかる姿勢を考案しました。じわじわと痛みを感じたら、そこがミルフィーユポイントです」（田口 咲さん）

2.おしりを起点に両ひざをそろえ立てる、戻すを繰り返す

両ひざをそろえて、ゆっくり足を立てて戻す動きを左右5回繰り返します。足のつけ根よりも上のあたりに、体重がかかり痛気持ちいい感覚があればOK。「足のつけ根の骨が当たって痛い方はタオルなどを敷くといいですよ」（田口 咲さん）。反対側も同様に行います。

壁やキッチンシンクでもほぐせます

横になるスペースがなくても、いつでもどこでもおしりほぐし

壁によりかかり、こぶしをつくったら壁とおしりの間にこぶしを入れ、体を左右にゆらしミルフィーユポイントを刺激。

柱や壁の角を利用して、おしりを押し当ててほぐしても。「わが家のキッチンシンクの角がミルフィーユポイントに当たってちょうどよく、家事をしながら寄りかかりながら、ほぐしています」（田口 咲さん）

一度にたくさんの筋肉にアプローチできます

大殿筋、中殿筋、小殿筋、梨状筋と筋肉が層のように重なり合っている部分が「ミルフィーユポイント」。おしりのやや外側にあり、ここが効率的にたくさんの筋肉にアプローチできるほぐし場所。「こっているとけっこう痛みがあるはず。ここをほぐせばヒップアップのほか、冷えなどのさまざまなプチ不調改善に効果ありです」（田口 咲さん）

ミルフィーユポイントの探し方

左右の腰骨の上辺に手を当てます。

親指が背骨のあたりにくるように、手をスライド。

親指を支点に手を斜め下45度に下ろしたあたりがポイントです。押すと痛みがあればそこ！

教えてくれたのは
おしり先生　田口 咲さん

たぐち・さき●鍼美salonゑまひ ～EMAI～代表。エステサロンで経験を積み、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の資格を取得後、おしりに着目した独自のメソッドを確立。著書に『全身きれいになりたければ、お尻だけほぐせばいい！』（講談社）。日々おしりケアのことで頭がいっぱい、ケア用アイテムの探求にも熱心で、イチオシはタオルの老舗企業、おぼろタオルの「専身タオル」。

「LEEweb」で動画もチェック！

【おしりほぐし動画①】「ミルフィーユポイント」ほぐし！ここをほぐすと効果大

詳しい内容は2021年LEE10月号（9/7発売）に掲載中です。

撮影／yoshimi　ヘア＆メイク／杉山えみ　スタイリスト／船戸 唯　モデル／梅田瑠実　イラストレーション／Aikoberry　取材・原文／田中 希