小さいながら、アイデアや使いやすさの工夫が詰まったエッグスチーマー
ゆで卵って、4〜5個まとめて作るのなら、小鍋に水を入れてサッと作れますが、1個だけゆで卵が欲しいときには面倒ですよね? 卵がかぶるほどの水を入れないといけないし、ちょうどいいゆで加減にするには、タイマーで時間をはからないと、失敗してしまうことも。レコルトのエッグスチーマーは見ての通り、たった1個のゆで卵用なんですが、大さじ1杯程度の水しか使わず、場所も取らないので1つあると本当に便利です。
水を入れる本体のほか、卵をのせるリバーシブルトレイ、蒸気口のあるクリアカバー、赤い計量カップが付属していて、この計量カップが実によく考えられているんです。18(ml)、14(ml)、10(ml)の目盛りがついていて、順に、固ゆで、半熟、うずらの卵用。たったこれだけの水で卵を蒸し上げることにびっくりしてしまいます。
そして注目してほしいのが、計量カップの中央にある「穴あけピン」。ゆで卵を作る前にこれを使って、卵のおしり(ふくらみのある方)に穴をあけておくことで、殻がむきやすくなるのです。ただしトレーにセットするときには、穴を開けたほうを上にしてくださいね。場合によっては白身が出てきてしまうことがありますから。
ゆで時間は鍋で作るのとほとんど同じ!でもほったらかしでOK
計量カップで「固ゆで」「半熟」のいずれかを選んで、その分量の水を計って本体に注いだら、おしりに穴を開けた卵をセットしてクリアカバーをかぶせ、さきほどの計量カップをちょこんと上にのせ、スイッチをオン。
私はアトリエでは赤を、自宅ではホワイトのモデルを愛用していますが、特に赤のほうは計量カップが帽子に見えて、目とかひげのシールを付けたらサンタクロースのような愛嬌のある姿になりそうだなぁと思って使っています。なんだかね、愛着のわく、可愛らしいデザインなんですよね。
固ゆでの場合は12分半~13分経つと、ピーッと高い音がして出来上がりを知らせてくれます。時間的にはお鍋で作るのとほぼ同じです。スイッチを切って、クリアカバーの取っ手を持ってカバーを開けたら、グレーのトレイの取っ手を持ってカバーの方にゆで卵を移し、流しで流水に通しましょう。蒸気口の部分からちょうどよく水が抜けて、あっという間に卵がちょうどよく冷えて殻がむきやすくなります。
こんなふうにクリアカバーも「卵冷し器」として使えるところがいいでしょう? 人肌くらいに冷めた卵をトントンとぶつけて殻をむくと、うれしいくらいにつるりと殻がむけて笑顔になること請け合いです。
今回は固ゆでで作っていますが、火の通り具合が難しい半熟も、計量カップできちんと水をはかって作れば失敗なし。例えば、袋麺のインスタントラーメンも、最後にかきたまにするだけでなくて、半熟卵を添えればスープの味が変わらずにちょっとよそ行きの味に仕上がりますし、栄養的にもいいですよね。
リバーシブルトレイをひっくり返せば、うずらの卵を5個ゆでられる
ユニークなのは、グレーのリバーシブルトレーをひっくり返すとうずらの卵がのせられる仕様になっていること。四隅に1つずつ置いたら、最後に真ん中に1個のせると合計5個をゆでることができます。調理している間も、うずらの卵がギューギューに詰まっている様子は、なんだか恐竜の卵みたいにも見えて楽しいし、お子さんも喜びそう。
うずらは鶏卵よりも栄養価が高いとのこと。ベーコン巻きにしてお弁当に入れたり、しょうゆ漬けにしておつまみにしたり、いろいろ楽しめます。
そうそう、ゆで卵1個が活躍する使い方としては、タルタルソースもおすすめです。細かく刻んだ固ゆで卵1個に、みじん切りの玉ねぎ(小さめなら半個分、中くらいなら1/4個程度)、マヨネーズ大さじ3~4、お酢小さじ2、パセリのみじん切りがいつものレシピ。私はマヨネーズはカロリーを抑えめのものを使っていることもありますが、お酢を入れることでさっぱりとした味わいになって、何にでも合います。お酢を控えめにして、ピクルスを刻んで入れるのもおいしいですよ。
タルタルソースのためにゆで卵を1個作るのは面倒かもしれませんが、エッグスチーマーがあれば簡単。ぜひお試しあれ。税込み3,300円というお手ごろ価格だし、贈り物にしてもいいかもしれませんね。
DATA
- ブランド:レコルト
- 商品名:「エッグスチーマー」
- 製品詳細
「神原サリーの愛しの家電語り」は、毎月2回更新。次回もお楽しみに!
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