資生堂のアクアレーベルから、新ライン「アクアウエルネス」が登場します。ウエルネスという時代のキーワードを背景に、自分の肌との向き合い方を美容エディターの松本千登世さんにお話を伺いました。
松本 千登世さん
美容エディター。美しい言葉で綴られたエッセイや美容特集、インタビュー記事は、常に多くの女性の支持を集める。『美人に見える「空気」のつくり方 セルフケアで女を磨く79のテクニック』(三笠書房)のほか著書多数。
世の中の価値観や生活が一変して早1年以上。スキンケアに求めるものも変わってきていると松本さんはいいます。
「十数年前、ある雑誌で『美しさは素材力』という連載コラムを執筆していたのですが、当時は化粧品や美容医療などが急激に進化しつつあった時代。『そんな悠長なことより、今あるこのシミを、シワをなんとかしたい』という声も少なくありませんでした。それから10年以上がたち、今の状況になってあらためて、健やかな素肌が大切なのだと感じています」
肌と心、素肌の丁寧なケアの積み重ねから生まれるたくましさこそ、私たちに必要なウエルネス。そんな大切なことにみんなが気づきつつあります。
「マスクで多少荒れたって落ち込まない! もっと乾かない肌をしっかり作って、また明日は笑顔でいよう。小さなトラブルを気にして落ち込まない。そんな健康的なたくましさをもつ人は素敵ですよね」
化粧品の選び方も変化しつつあります。もともと私たちは「心地よさ」が大好きなはずなのに、その化粧品が「効く」「効かない」といった意識がじゃまをして、感覚の優先順位が低くなっていたのかもしれない、と松本さん。
「気持ちがいい、というその直感はもっと素直に信じていいはず。例えばアクアウエルネスは、触れた瞬間から心地がいいのですが、実はそこには先端のアミノ酸研究が生きています。自分が好きなものを選ぶことで、効果はちゃんとついてくるはずです」
感覚に素直になるスキンケアにシフトチェンジすると、自分の肌を見つめ直すきっかけにもなります。
「私たちは美肌大会に出るわけではないのですから(笑)、ほかの誰かと比べる必要なんてなく、自分の肌を中心に考えたらいいと思います。手のひらが触れたとき“ああ幸せ”と思えて、肌もちゃんと適度にうるおっている。それがいちばんだと思いますよ」
ご自身も透明感のある美肌を保ち続ける松本さん。スキンケアのコツを具体的に聞いてみました。
「朝はさっぱり系のローションをたっぷり使います。たっぷりといっても一度にたくさんなじませるのではなく、適量を数回重ねるといいようですよ。夜はしっとりタイプのローションが好き。美容液のように手のひらでじんわりとなじませます」
2タイプのローションとミルク、そしてウォータリーなバーム。アクアウエルネスは、シンプルだからデイリーに取り入れやすいうえに、性別も年齢も関係なく使える、ジェンダーフリー、エイジフリーなスキンケアライン。
「無香料で使う人を選ばないというコンセプトもすごく今の気分。ご夫婦で、子どもと一緒に、と家族で共有できるのもうれしいですよね」
これから季節は乾燥シーズンに向かっていきますが、揺らがない肌を先回りして作っておくのはとても大切なこと、と松本さん。
「ちょっと乾燥が始まりそうかな、と思ったら、うるおいを重ねていく“追い保湿”がおすすめです。アクアウエルネスのマルチアクアバームは、メイクの上からも重ねられるので、昼間に乾燥が気になったときも気軽にうるおいをプラスできるのがいいですね」
そのうるおいの秘密はアクアレーベル独自の発酵から生まれるアミノ酸。なかでも注目したいのは、ツバキ種子発酵エキスGL*です。この成分の原料は、長崎県五島産のツバキからツバキ油を搾取した後の絞りかす。これまで使い道のなかったこの原料を、日本酒造りの技術を用いて発酵させ、新成分として取り入れているのです。そんなサステナブルなものづくりが、私たちの肌にも効果を生み出してくれるなんてうれしいですね。
*(保湿)ツバキ種子発酵エキス、グリセリン
ニューノーマル時代の到来によって、私たちは生活の中でサステナブル(持続可能な)かどうか、ということを強く意識するようになりました。松本さんもそんな取り組みを進めているとか。
「まだまだ私たちの世代にとっては課題で、できることからひとつずつ、ですね。例えば洋服。大事に付き合って、しっかりお手入れしてあげるとちゃんと長もちしますが、それもひとつのサステナブルですよね。肌も同じで必要なお手入れをすることで、いい状態がちゃんと長もちします」
手を入れすぎず、放置しすぎず、必要なお手入れを必要なだけ。そんなお手入れが、性別も年齢も関係なくできるアクアウエルネス。みんなが求めるヘルシーさに寄り添うスキンケアラインです。
アクアウエルネスには、タイプ別に詰め替え用のローションも用意されている。自分にも地球にも優しいスキンケアを楽しんで。(左から)アクアレーベル アクアローション さっぱり・しっとり つめかえ用(各)180ml(各)¥1210(編集部調べ)/資生堂
アクアレーベル アクアウエルネスのラインナップは全部で4品。すべてに発酵から生まれるアミノ酸を含む「ツバキ種子発酵エキスGL」*1と、日本の豊かな四季を代表する植物生まれの「四季の恵みうるおい成分」*2を配合しています。
*1(保湿) ツバキ種子発酵エキス、グリセリン
*2(保湿)ソメイヨシノ葉エキス、オクラ果実エキス、加水分解コメエキス、ツバキ種子発酵エキス、グリセリン
(左)アクアレーベル アクアローション さっぱり
さらりとした使い心地と浸透感。乾燥などの肌トラブルを防ぎ、健やかな肌へ導くみずみずしいローション。220ml ¥1496(編集部調べ)/資生堂
(中左)アクアレーベル アクアローション しっとり
乾燥を感じやすいのなら、みずみずしくうるおわせながらも、後肌をしっとり包むローションを。220ml ¥1496(編集部調べ)/資生堂
(中右)アクアレーベル アクアミルク
しっかりうるおうのにベタつかず、肌表面をサラサラにキープ。新感覚のやわらかな乳液。145ml ¥1683(編集部調べ)/資生堂
(右)アクアレーベル マルチアクアバーム
フロスティなテクスチャーがジュワッと水状に変化し、スーッと角層まで浸透。うるおいをピタッと閉じ込めるクリーム。全身に使用可能。メイク後の保湿にも使えます。100g ¥1078(編集部調べ)/資生堂
●お問い合わせ=資生堂お客様窓口
0120・81・4710
撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/RYO(ROI) 取材・文/伊熊奈美