豚肉のしょうが焼き
豚肉のしょうが焼きはしょうゆを後から加えると、酒やみりんのうま味を吸って味に深みが出る
「塩分を含むしょうゆを早く入れると、ほかの味が入りにくくなります。しょうゆを加えるのは、肉に酒やみりんのうま味がきちんと入ってから。しょうがも最初から入れると、風味が飛ぶうえに苦味が強く出るので、途中から。わが家では、肉をやわらかにする効果がある玉ねぎも一緒に炒めています」(ワタナベマキさん)
材料・2人分
- 豚ロース薄切り肉……200g
- 玉ねぎ……1個
- A)
- しょうがのすりおろし……大1かけ分
- 酒……大さじ1/2
- みりん……大さじ2
- しょうゆ……大さじ2
- 塩……小さじ1/4
- ごま油……大さじ1
作り方
1. 豚肉は30分ほど室温におく。玉ねぎは薄切りにする。
2. フライパンにごま油を中火で熱し、①の肉を広げながら入れ、続けて玉ねぎも入れる。あまりいじらず、焼きつけるように炒める。
3. 肉に軽く焼き目がつき、玉ねぎが透明になったら、混ぜ合わせたAを加えて煮立たせながら汁気がなくなるまで炒める。しょうゆ、塩を加え、からめるようにさっと炒めて器に盛る。
教えてくれたのは
ワタナベマキさん
料理家。旬の素材を使い、基本を大切にしたシンプルな手順で作る料理を得意とする。夫と中学3年生になる息子との3人暮らし。日々の暮らしを綴るインスタグラム(maki_watanabe)も好評。
【特集】「なんとなく」が「最高の味」になる ワタナベマキさんの定番料理のひとワザ
LEE 2021年7月号
「なんとなく」が「最高の味」になる
ワタナベマキさんの定番料理のひとワザ
に掲載されています。
詳しい内容は2021年LEE7月号(6/7発売)に掲載中です。
撮影/宮濱祐美子 スタイリスト/駒井京子 取材・原文/福山雅美
ワタナベマキ
料理家
ケータリングをきっかけに、本、雑誌、広告などで料理を提案するように。デザイナーの夫、中学生の息子との毎日から生まれる実践的、かつ体に優しいレシピが好評。『ワタナベマキの10の定番弁当』 (扶桑社ムック)、『旬菜ごよみ365日 季節の味を愛しむ日々とレシピ』(誠文堂新光社)ほか著書多数。