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「べんり漬け」で野菜が美味しい時短おかず

「べんり漬け」の作り方・レシピ/榎本美沙さん

  • 榎本美沙

2021.04.02

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主菜も副菜もおまかせ!
「べんり漬け」の作り方

「べんり漬け」の作り方レシピ/榎本美沙さん
料理家・発酵マイスター榎本美沙さん考案の「べんり漬け」は、旬の野菜を「べんり漬けの素」とともに、さまざまな調味料にひと晩(または30分)漬けて作るおかずの素。しょうゆ漬け、みそ漬け、マリネやナムルなど、野菜と調味料の組み合わせはいろいろ。
サラダ感覚でそのまま食べても美味しいし、冷蔵庫に2〜3 種類常備して、毎日のごはん作りを美味しく時短!野菜に下味が入り、水分がほどよく抜けているので、和えるだけ、炒めるだけのほぼワンステップで、味わいも栄養も完璧な晩ごはんが完成!

材料・作りやすい分量(ジッパー付き保存袋M使用)

  • 旬の野菜(ここでは、玉ねぎ…… 3個を使用)
  • べんり漬けの素
    • 昆布…… 5×10㎝角1枚
    • かつおぶし…… 1袋(4〜5g)
    • お茶パック…… 1枚
  • 調味料(ここでは、米酢150ml、きび砂糖1/2カップ、粗塩小さじ1)

準備:「べんり漬けの素」を用意

「べんり漬けの素」

  • かつおぶしはお茶パックに入れる。
  • 昆布はキッチンバサミで1cm間隔の切り込みを入れ、うま味を出しやすくする。
  • 時間のあるときに作りおきしておくと便利。

作り方1. 野菜を切る

キャベツやきゅうり、ミニトマトなどは切るだけでOK。玉ねぎときのこ類は、5分ほど電子レンジにかける。

作り方2. 調味料を保存袋に入れる

べんり漬けの素と調味料(玉ねぎの甘酢漬けの場合は米酢、きび砂糖、粗塩)をジッパー付き保存袋に入れ、昆布の角で袋を切らないようにやさしくもんでなじませる。



作り方3. 野菜を加えてよくもむ

①の野菜を加えてよくもむ(崩れやすいミニトマトはごく軽めに)。ここでも、昆布の端で袋を破かないよう注意。

作り方4. 漬け込むときはバットに

汁もれ防止のため、バットにのせて冷蔵庫へ。重石が必要な場合も、バットにのせたほうが均一に重みがかかる。重石は中身入りの500mlペットボトル2本等を使って。

べんり漬けの保存方法

  • 野菜が漬かったら(野菜によって30分、またはひと晩)、味が入りすぎないように、ザルに上げて野菜と漬けダレに分ける。
  • 漬けダレは清潔な瓶に入れ、調味料として活用。野菜は保存袋に戻し、かつおぶしと昆布と一緒に冷蔵庫で保存。野菜、漬けダレともに3〜4日で使い切って。

野菜別べんり漬けレシピ

楽して時短で丁寧ごはん!旬の野菜でべんり漬けを作って、毎日の献立に。野菜別に味バリエもいろいろ。

【甘酢のべんり漬け】「玉ねぎの甘酢漬け」のレシピはこちら >

【みそのべんり漬け】「キャベツのみそ漬け」のレシピはこちら >

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【しょうゆのべんり漬け】「大根のしょうゆ漬け」のレシピはこちら >

【マリネ風べんり漬け】「ミニトマトのマリネ風」のレシピはこちら >


2020年5月号「べんり漬け」で野菜が美味しい時短おかず より
撮影/鈴木泰介 スタイリスト/長坂磨莉 取材・原文/福山雅美

榎本美沙 Misa Enomoto

料理家・発酵マイスター

発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、Instagram(@misa_enomoto)、夫婦でつくるレシピサイト「ふたりごはん」も人気。著書『二十四節気の心地よい料理と暮らし』(グラフィック社)が2024年2月に発売、その他の著書に『榎本美沙の発酵つくりおき』(家の光協会)、『ゆる発酵』(オレンジページ)、『発酵あんことおやつ』『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(ともに主婦と生活社) 『ちょこっとから楽しむ はじめての梅仕事』(山と溪谷社)など多数。

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