FOOD

コウケンテツさんの子どもと食べたい韓国ごはん

「豚肉と豆もやしのスープ」レシピ/コウケンテツさん

  • コウケンテツ

2020.11.18

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コウケンテツさんの子どもと食べたい韓国ごはん

ドラマなどの食事シーンで必ず登場するのが具だくさんスープ。素材のうま味を引き出したコクのある味は、堂々主役を張れる満足度の高いものです。

これがなくっちゃ始まらない
韓国ごはんの主役は具だくさんスープ

韓国では、スープがなければのどが詰まってごはんが食べられない、とまで言われています。それほどスープは大事なもので、メインのおかずでもあります。

箸とスッカラというスプーンが必ずセットになって並んでいるのも、食卓にスープが欠かせないからこそなんです。

肉や魚介、野菜からだしが出るのでだしいらずなものも多く、簡単なのに、複雑で奥深い味になります。栄養バランスも抜群にいいですね。

スッカラでごはんをすくってスープにひたすのも韓国流。蓮ちゃんはこの食べ方が大好き。

スープそのものはあっさり味で、薬味ダレ(ジャン)を添えて好みに調味しながら食べるのも韓国ならではです。

教えてくれたのは
コウケンテツさん

コウケンテツさん
料理家。雑誌、テレビなどで幅広く活躍。舜くん(10歳)、蓮ちゃん(8歳)、花梨ちゃん(3歳)のパパ。YouTube公式チャンネル登録者数は45万人を突破。初の書き下ろしエッセイ『本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ』(ぴあ)が好評発売中



びっくりするほど奥深い味わいに感動!
豚肉と豆もやしのスープ

「ブロック肉を薄切りにするとうま味が一段とアップしますが、なければ薄切り肉でもOK。豆もやしは最後に加えて歯ざわりよく」

材料・2人分

豚バラブロック肉(なければ薄切り肉)……150g
豆もやし……1/2袋
塩、こしょう……各適量
にんにくの薄切り……2かけ分
酒……50㎖
しょうゆ、みりん……各大さじ1
ごま油……小さじ1

<三つ葉のジャン>
三つ葉……1株
しょうゆ……大さじ1
白いりごま、粉唐辛子(*子どもには減らしても)……各小さじ1

作り方

  1. 豚ブロック肉は薄切りにしてから半分に(薄切り肉はひと口大に)切って塩、こしょうを振る。三つ葉は2~3㎝長さに切り、残りのジャンの材料と混ぜ合わせる。
  2. 鍋にごま油を熱し、豚肉、にんにくを炒める。肉の色が変わったら、酒を振って煮立て、水600㎖、塩小さじ1/3を加える。煮立ったらアクを取り、フタを少しずらしてのせ、弱めの中火で7~8分煮る。
  3. 豆もやしを加えて2~3分煮て、しょうゆ、みりんを加える。塩、こしょうで味を調える。器に盛り、三つ葉のジャンを添える。

肉をぐつぐつ煮立てて濃厚なうま味を引き出す

炒めた肉にたっぷりの酒を加えて、ぐつぐつ煮立てて肉と酒のうま味を凝縮するのがコツ。このうま味ベースを水でのばし、野菜は後で加える

【特集】コウケンテツさんの子どもと食べたい韓国ごはん

こちらのレシピは、
LEE 2020年12月号 別冊付録
「コウケンテツさんの子どもと食べたい韓国ごはん」
に掲載されています。


詳しい内容は2020年LEE12月号(11/7発売)に掲載中です。

撮影/松村隆史 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/海出正子

コウケンテツ Koh Kentetsu

韓国料理をベースに、雑誌やテレビなどで幅広いレシピを紹介。3人のお子さんのパパ。Youtube公式チャンネル『 Koh Kentetsu Kitchen』も大人気。『本当はごはんを作るのが好きなのに、しんどくなった人たちへ』(ぴあ)、 『アジアの台所に立つとすべてがゆるされる気がした』(新泉社)ほか著書多数。

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