FOOD

チェリーのフランのレシピ/八田真樹さんの絶品スイーツ

  • 八田真樹

2020.06.02

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6月。

そろそろ雨の季節。

おうちでのんびり過ごす雨の日。

おやつの時間もゆっくりとたのしんでくださいね。

 

今回のレシピは「チェリーのフラン」です。

フランはクラフティとも呼ばれ、フランスでは定番の家庭のおやつ。

素朴でやさしい風味が好きで、季節の果物でよく作るけれど、もともとは さくらんぼを焼き込んだ、リムーザン地方発祥のお菓子なのです。

今回は 旬のアメリカンチェリーを たっぷりと焼き込んで。

アメリカンチェリーは火を入れても また おいしい果物。  甘酸っぱさが 卵とミルクのやさしい生地によく合います。

焼きたては ふわふわに膨らんで、中はトロリとクリーミー。  冷めると萎んで もちっとした しっかりプリンのような食感に。

食べ時の温度で 味わいが変わってくるのも フランの魅力のひとつです。

 

家庭のお菓子らしく、作り方もシンプルで ただ混ぜていくだけ。

お菓子作り初心者さんも 気楽に作ってみてくださいね。

 

焼きたてが食べられるのは、おうちのおやつならではの贅沢。

雨の季節、まだ肌寒い日には 熱々をぜひ、どうぞ。

 

 

 

チェリーのフラン

【材料】 4人分

・ 卵    2個
・ グラニュー糖    40g
・ 薄力粉    25g
・ 生クリーム    100ml
・ 牛乳    100ml
・ レモン汁   小さじ2
・ レモン皮(すりおろす) 1/2個分

・ アメリカンチェリー   24粒
(器用)
・ バター   適量
・ グラニュー糖   適量

 

【作り方】

* オーブンを180℃に温める。
* 器にバターを薄くぬり、グラニュー糖を器全体にまぶす。

 

① アメリカンチェリーのヘタの部分に竹串などを刺し、種を押し出す。種の周りに沿ってぐるりと切り込み、半割にして種を取ってもいい。

② ボウルに卵を割りほぐし、グラニュー糖を加えて泡立て器でよく混ぜる。

③ 薄力粉をふるい入れ混ぜる。

④ 生クリームを少しずつ加えて混ぜる。

⑤ 牛乳を少しずつ加えて混ぜる。

⑥ レモン汁、レモン皮を加えて混ぜる。

⑦ 器に⑥を注ぎ、チェリーを並べる。オーブンで20~30分焼く。竹串を刺してみて、生地がついてこなければ焼き上がり。

 


製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。

八田真樹 Maki Hatta

お菓子研究家

短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。

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