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白菜・大根・キャベツ 大量消費 激うま「鍋」

「白菜漬け、豚バラ、春雨の鍋」レシピ/きじまりゅうたさん

  • きじまりゅうた

2019.12.08

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冬になるとがぜん味がよくなる白菜。安くておいしくて大好きだけれど、サイズが大きいので余りがち。そこで人気料理家 きじまりゅうたさんに、1/2はペロッと食べてしまう、うますぎる絶品鍋レシピを教えてもらいました!

さっぱり味の白菜にスパイシーなタレをつけて
白菜漬け、豚バラ、春雨の鍋

「白菜は塩漬けにすると加熱時間が少なくて済み、漬け汁で味も決まります。この切り方はとろけ感がありつつ、食感もいいですね」(きじまりゅうたさん)

白菜漬け、豚バラ、春雨の鍋

材料・2〜3人分

白菜……1/2個(約1kg)
豚バラ薄切り肉……300g
春雨(乾燥)……50g
エリンギ……1パック

A
・塩……大さじ1
・酢……大さじ2

B
・酒……100mL
・ごま油……大さじ3

〈しびれるごまラー油〉
・黒すりごま……大さじ1
・豆板醤……大さじ1/2
・花椒パウダー(または粉山椒)……適量
・ラー油、ごま油……各大さじ1/2

細ねぎの小口切り……5本分
粗びき黒こしょう……少々

作り方

  1. 白菜は繊維を断つ方向に1cm幅に切り、保存袋に入れてAをからめる。空気を抜いて口を閉じ、30分以上おく。袋の上からもんでから、ボウルに入れたザルに上げ、漬け汁はとっておく。
  2. 春雨は熱湯で戻して半分に切る。豚肉は1cm幅に切り、エリンギは食べやすい長さで5mm幅の薄切りにする。しびれるごまラー油の材料を混ぜておく。
  3. 鍋に水1L、B、(1)の白菜、エリンギを入れて火にかける。煮立ったら豚肉を入れてほぐし、アクを取って春雨を加え、中火で5分ほど煮る。(1)の白菜の漬け汁を大さじ3〜5加えて味を調える。
  4. 細ねぎをのせ、粗びき黒こしょうを振り、取り分けてしびれるごまラー油をつけていただく。

白菜に塩をするときに、お酢を加えるのがポイント。ちょっと古漬けっぽい風味になって、味わい深くなる

シメ

残った鍋にごはんを入れて煮て、ピザ用チーズを散らす。取り分けて、好みでしびれるごまラー油をつける

教えてくれたのは
きじまりゅうたさん

「野菜を大量消費する一番の近道は、ほかの具材を減らすこと(笑)。具の数が少なくて済む大量消費鍋は、実は作る人もラクチンです。ただ、単調な味になりがちなので、きのこ、ベーコン、アサリなどのうま味がある食材と組み合わせたり、ポン酢やピリ辛ダレ、レモンなどで食べ飽きないようにするといいですね。最初は薄味に仕上げるのもポイント。鍋はどうしても煮詰まってくるでしょ? 味が濃くなるとたくさん食べられないからね」(きじまりゅうたさん)

きじまりゅうたさん

きじまりゅうたさん

祖母、母に続き、3代目の料理家。簡単で身近ながっつり系料理が得意。近著に『おかずがいらないごっついスープ』(家の光協会)。NHK総合で毎週土曜夜放送の『きじまりゅうたの小腹すいてませんか?』も好評

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重信初江さんの「白菜と豚肉のみそバター鍋」


次回は、【大根を大量消費】「大根と鶏肉の和風カレー鍋」近藤幸子さんの絶品鍋レシピをお届けします。

詳しい内容は2020年LEE1月号(12/7売)に掲載中です。
撮影/松村隆史 スタイリスト/朴 玲愛 取材・原文/海出正子

きじまりゅうた

料理家

料理研究家である祖母・村上昭子さん、母・杵島直美さんから多彩な家庭料理を学び、アパレルメーカー勤務の後、自身も料理の道に。がっつりおかずから、お酒に合うつまみ、やさしい味の家庭料理まで幅広く提案。『NHK きじまりゅうたの小腹すいてませんか? パパッとレシピ』(宝島社)など著書多数。

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