LIFE

15人のプロが教える!気持ちまで整う「収納」マイルール

福田春美さんの愛すべき「キッチン雑貨」コレクションの収納方法は? 好きなものは処分しなくても大丈夫!

2019.10.17

この記事をクリップする

これだけは絶対捨てられない! そんな愛すべきコレクションをいかに快適に収納するか。偏愛コレクションの収納を素敵に実現する人に秘訣を伺います。好きなものは処分しなくても大丈夫!

どんどん増えるキッチン雑貨は取りやすい場所にとにかく吊るす!

天井から吊るした大きめのブリキのかごに、小さめのザルや鍋をどんどん収納。さらに、そこにもS字フックを引っ掛けて、セイロやかご類を再び吊るしている様子はまさに圧巻! 限られた広さや収納スペースを有効に使う、福田さんならではの空間活用術


ブランディングディレクター
福田春美さん
●ファッションディレクターを経て、ライフスタイル全般をブランディングするディレクターとして活躍。2018年秋に北海道でオープンした隈研吾監修「MEMU EARTH HOTEL」のブランディングも担当。

自身の著書『ずぼらとこまめ』でも、日々のこまめな片付けが苦手だと綴っていた福田春美さん。しかし、30代から集め始めたキッチン雑貨はどんどん増えるばかり。


「地方出張のときは、街の金物屋に必ず立ち寄るし、変わったデザインのものを見つけたら絶対に買っちゃうんです」

と、台所道具への愛は今なお加速中です。そんな福田さんの収納のテーマは“出しっぱなし”に尽きるそう。必要なときすぐ取れるように、使用頻度の高い道具は使う場所から3歩以内の場所に置くのがルール。

「開閉が苦手なので扉のない棚やワゴンにすべてのせ、料理のたびに使うペーパー類やカトラリーはコンロ前が定位置。数が一番多いザルやセイロなどのかご類は、S字フックで吊るしてどこからでも取れるようにディスプレイしています。どこに何があるかわかるから、遊びに来た友達も勝手に使ってくれて、私が省エネで済むんですよね(笑)」

ただし、色が氾濫しないよう、シルバーと淡い色の木で統一していることが、景観を損なわないための秘訣だと教えてくれました。

吊るし収納なら、使った後乾かしておく手間も省ける

キッチンの流しの上にもS字フックを取り付け、調理に必要なカトラリーや鍋敷きを引っ掛けておく。今までのレシピのアーカイブを洗濯バサミで留めておくことで、前回作った料理も一目瞭然

その日に使ったふきんはきれいに洗って夜のうちに干しておくのがルール。「下が流し台だと、ポタポタと垂れる水も気になりません。あと、S字のロングフックを使うと、空中で上段と下段に分けて道具を吊るせるので便利ですよ」

掃除に使うほうき類はワゴンの縁に引っ掛けて、足元あたりの低い位置で吊るしておく

大量のカトラリー類はざっくり立てて

福田さんのカトラリー収納法は"差しっぱなし"が基本。調理中にすぐ取り出せるように、菜箸やターナーなどのカトラリー類をジャンル別にざっくり分けて、瓶や缶に差している



木彫りの熊も偏愛! 飾り棚の特等席に並べて

数年前から木彫りの熊の魅力にもハマっているという福田さん。

「昔は熊の置物って北海道土産の定番でしたが、今は、昔の作家の作品はプレミアがついて入手困難。現代作家のものは即売り切れるほど。集めた作品はリビングで一番目立つ飾り棚に並べ、わが家に木彫り熊コーナーを作っています」


撮影/砂原 文 取材・文/仁田ときこ

※掲載商品の価格は、本体価格(税抜き)で表示しています。掲載商品に消費税は含まれておりませんので、ご注意ください。
※クレジットのないアイテムは私物です。すでに購入できないものも含まれています。詳しくはLEE10月号をご覧下さい。

この記事へのコメント( 0 )

※ コメントにはメンバー登録が必要です。

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる