FOOD

鶏むねがごちそうになる

しっとりジューシー「鶏むねチキンソテー」レシピ/市瀬悦子さん

  • 市瀬悦子

2019.09.06

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しっとりジューシーチキンソテー

「鶏むねチキンソテー」レシピ/市瀬悦子さん

鶏むねをソテーしたらパサパサに……(涙)。こんな悩みならおまかせあれ! ほんのちょっとしたコツでチキンソテーが劇的においしくなります。

材料・2人分

鶏むね肉(皮付き)……小2枚(200g ×2枚、厚い部分が3㎝以内のもの)
トマト……小2個
薄力粉……小さじ2
サラダ油……小さじ2
A)
塩……小さじ1/2
粗びき黒こしょう……少々
B)
バター……15g
レモン汁……大さじ1
塩……少々

作り方

  1. 鶏むね肉は皮をのばしてAをすり込み、室温に20分ほどおく。
  2. ①に茶こしを通して薄力粉を全体に振る。トマトはヘタを取って横半分に切る。
  3. フライパンにサラダ油小さじ1を熱し、トマトの切り口を下にして入れ、焼き色がつくまで2分ほど焼く。返してさっと焼き、取り出す。
  4. サラダ油小さじ1を足し、鶏肉の皮面を下にして入れ、フタをする。皮がこんがりとするまで、弱めの中火で4〜5分蒸し焼きにする。上下を返し、水大さじ4を回し入れ、フタをして弱火で5分ほど焼く。火を止め、フタをしたまま5分ほどおく。
  5. 鶏肉を食べやすく切って器に盛り、トマトを添える。フライパンに残った蒸し汁にBを加えて中火にかけ、バターを溶かしながら煮立たせ、鶏肉にかける。

しっとりジューシーに仕上げる4つのテク

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  • 粉をまとわせて水分流出防止
    鶏むねに薄力粉を振ると、水分の流出を防ぎ、粉が水分や調味料を含むというメリットがある。粉は茶こしを通して薄く振るのがコツ

  • ぴったり合うフタで蒸し焼きに
    鶏むねは厚みがあるので、火の通りがよくなるように蒸し焼きにするのが基本。最初からフタをして、皮には焼き色をつけてパリッとさせる

  • 少量の水を加えてパサパサ防止
    裏返したら、少量の水を加えてから再び蒸し焼きにするのがポイント。水蒸気を発生させて蒸し焼きにすることで、身がパサパサになるのを防げる

  • 最後に余熱で火を通す
    鶏むねは加熱中に高さが増すので、火を止めた後もフタをしたままにして余熱で火を通す。粗熱が取れるとき、水分が出てしまうのも防ぐ

切るときはそぎ切りに

鶏むねは繊維が強いので、切るときは繊維を断つよう、そぎ切りにするのがおすすめ。まっすぐ切るよりやわらかくなる


2019年3月号【鶏むねがごちそうになる7つの方法】より

市瀬悦子 Etsuko Ichise

料理研究家

「おいしくて作りやすい料理」をテーマに書籍や雑誌、メーカーのメニュー開発などで活躍。思わず白いご飯が食べたくなる親しみやすい味が人気。著書に『2品献立、はじめました』(大和書房)、『「材料入れて煮るだけ」レシピ』(主婦と生活社)など多数。

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