蒼井優さんと菊池亜希子さんはアイドルグループ「アンジュルム」の大ファンとしてファンの間で有名だ。そんな2人がグループを支えてきた和田彩花さんの卒業を機に、アンジュルム初のアーティストブックを作ることを決意。
カルチャーに強い2人のセンスと人脈を駆使し、川島小鳥さんや森本美絵さんなどの写真家やアートディレクターの田部井美奈さんに声をかけ、撮影から取材のディレクションまで全工程に携わり、渾身の一冊ができたそう。
そこで、伝道師と化した2人が自身の本業の話は一切なしで（！）、LEE読者にアンジュルムの魅力を伝えつつ、大人が“推し”を持つ楽しさについて語ってくれた。
アンジュルムを溺愛する2人が 渾身のムックを共同責任編集！
蒼井「3年前にあっこちゃんからすすめられて、アンジュルムの沼にハマりました。パフォーマンスもすごいし、曲も素晴らしい。だから今回の企画では、“ファンもヲタもボーイもガールも”をテーマにアンジュルムの魅力を全方位に伝える本を作る！とあっこちゃんとメンバーと全力で頑張りました」
菊池「優ちゃんは宝塚にもハマっているし、ヲタの素質十分の人。きっと好きになってくれる、とおすすめのMV動画をちょこちょこ送り続けたんです。これを私は“種まき活動”と言っているんですが、優ちゃんは期待どおり、ちゃんと種を拾ってくれて、うれしかった（笑）。私はアサヤン世代でハロー！プロジェクトのモーニング娘。などが成長していく姿を見てきました。エンタメ要素たっぷりの少女カルチャーに衝撃を受けて以来、ハロプロの大ファンです」
蒼井「私もアサヤンの観覧に行くほど好きでした。昔から表方でファンになるのは女の人ばかりなんですよ」
菊池「アンジュルムは12人のメンバーがそれぞれ個性的で、しかも奇跡のバランスで成立しているんです。そんな彼女たちが時間とともに方向性も変化しながら成長していく。まさに“生もの”で、リアルタイムのドキュメンタリーを観ているみたいで感動します」
蒼井「お互いの違いを認め合い、全員が最大限輝くように考えて行動するのがアンジュルムだよね」
菊池「いろんな人にひっかかるフックを持っているのがいいよね。ハロプロに入ってくれて本当にありがとう、と言いたい気持ち（笑）」
蒼井「ムックの相談は主にあっこちゃんの家でして、服のリースも2人で回った。時にはお互いのクローゼットを見て、メンバーに着てほしい私物も使いました。本業と並行してやるのは大変だったけど、最高のものを作りたかったから、楽しかったね！」
菊池「ハロプロのアイドルたちの曲はハッとするパワーフレーズが必ずありますが、アンジュルムは特にいろんなシーンに合う曲がたくさんあります。LEE読者の皆さんにも、ぜひ聴いてみてほしい」
蒼井「おすすめの曲は何がいいかな。もちろん全部おすすめですが、今なら『恋はアッチャアッチャ』と『46億年LOVE』が必聴です。私はアンジュルムを聴くと、とってもご機嫌になれるんですよ。気持ちの温度を高めてくれる存在がアンジュルム。いくつになっても、大好きな“推し”を持つって大切だと思います！」
菊池「ほんとそう！ 私はアンジュルムを聴きながら掃除すると、すごくはかどる（笑）。“推し”がいると、生活に張りができますね」
Profile
（右）きくち・あきこ●’82年、岐阜県生まれ。モデル、女優。モデルでデビュー後、映画やドラマ、舞台、CMにて活躍。編集長を務める『菊池亜希子ムック マッシュ』ではシリーズ10作累計43万部の大ヒットを記録。パーソナリティを務めるTBSラジオ「Be Style」が好評放送中。
（左）あおい・ゆう●’85年、福岡県生まれ。’01年、『リリィ・シュシュのすべて』で映画デビュー。以後、映画、ドラマ、舞台、CMで活躍。日本アカデミー賞最優秀主演女優賞はじめ、受賞多数。’18年度、文化庁「芸術選奨」新人賞も受賞。主演映画『長いお別れ』が公開中。
『アンジュルムック』
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」やフランスでの単独公演など、国内外で注目を集めるハロー！プロジェクトのアイドルグループ「アンジュルム」が、蒼井優と菊池亜希子を責任編集に迎え、初のアーティストブックを発売。1泊2日の小旅行のグラビアやメンバーが選んだ好きな曲のフレーズに合わせたショットなど、内容充実の一冊。￥2500／集英社
撮影／織田桂子 ヘア＆メイク／草場妙子 スタイリスト／川上 薫 取材・文／中沢明子 （蒼井さん）シャツ ／スタイリスト私物 （菊池さん）ブラウス￥61000 ／ジャーナル スタンダード 表参道（レジーナ ピョウ） パンツ￥47000／ ビューティフルピープル 銀座三越（ビューティフル ピープル）
この記事へのコメント （0）