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一見派手なファブリックをポイント使いでエレガントに!/ヴィンテージ家具・雑貨の選び方

2019.04.10

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おしゃれな部屋に住む人の家を訪ねると、必ずと言っていいほどある、ヴィンテージの家具と雑貨。

LEE5月号では、そんな、憧れのヴィンテージ家具&雑貨の取り入れ方を、目利きのプロがアドバイス!

「古いものを選ぶときのポイントは?」の疑問に、おすすめを紹介しつつ答えます。

 

ヴィンテージ家具・雑貨の選び方 01
「オルネ ド フォイユ」オーナー谷 卓さんの【布使い】

海外生活を長く経験し、アジアやアフリカの古い布を上手に取り入れる部屋を多く見てきたという谷さん。ショップにも布がたくさん!

「取り入れるコツは使う分量。面積が大きすぎると泥くさくなってしまうので、例えばシンプルな空間にポンポンと数点置くくらいのほうが、洗練されて上級者風に見えると思いますよ」(谷さん)

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布使い
POINT 1

パッチワークのカンタならいろんな角度で表情づけ可

谷さんが自宅で大切に使っているこちらの布。スタッフにも愛用者が多いというカンタのキルトは、インドの西ベンガル地方で大切に使われていた伝統衣装・サリーのハギレを刺し子で縫い合わせたもの。
ベッドカバーやラグ的にも活用でき使い勝手がよく、布の柄の見せ方次第で、さまざまな表情が楽しめるのが特徴。

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布使い
POINT 2

細長いラグは、空間を区切る効果アリ

モロッコの細長いヴィンテージラグは、窓辺に敷いておくだけで、そこがちょっとだけ特別な空間に。
「日本のコンパクトな住空間には、細長いラグが意外に重宝するんです」(谷さん)

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布使い
POINT 3

小さな布なら、色鮮やかなタイプを選んで

壁がけした日本の古い背負いかごに、カンタのランチョンマットをラフにかけ、部屋のコーナーアクセントに。古いもの同士なら自然と風合いもなじみ、組み合わせやすい。

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布使い
POINT 4

テーブルクロスも模様替え効果が絶大!

「日本では珍しい色合わせも、ヴィンテージ布を使う楽しみのひとつです」(谷さん)
写真はモロッコの「ハイク」と呼ばれる布のデッドストックで、食卓も華やかに変身。

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布使い
初心者がまず買うなら?

「クッション」なら、面積が小さくてもぐっと効く!

「クッションなら季節ごとの取り替えも気軽だし、椅子やソファに転がすだけでも様になります」と谷さん。
写真はインドや東南アジアの古い布を使用し、クッションなどを製作しているオランダのブランド・AAIのもの(〈各〉¥11000)。細やかな手仕事に惚れ惚れ!

・ ・ ・ ・

大きな家具などと比べ、何枚あっても邪魔になりにくいのも布のいいところ。季節感を出しやすいアイテムなので、色みや素材感で春夏用・秋冬用と、使い分けるのもおすすめ。

「とにかく数を見るのも大事。いろんな色や柄を目にすると、好みが見えてくると思います」(谷さん)

PROFILE
オルネ ド フォイユオーナー 谷 卓さん
十数年のパリ生活を経て、「オルネ ドフォイユ」をスタート。3 月22日に新店舗が不動前にオープンしたばかり。
オルネ ド フォイユ
東京都品川区西五反田5 の21の19 1・2F TEL:03・6876・7832
11:00~19:00(金・土曜のみオープン)
http://www.ornedefeuilles.com/


次回は、ショップの内装デザイン&ディレクションを行うユニット「サーカス」主宰、引田舞さんの棚使いをお届けします。

撮影/砂原 文 取材・原文/田中のり子
※商品の価格は本体価格(税抜き:2019年4/7発売LEE5月号現在)で表示しています。詳しくはLEE5月号をご覧下さい。

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