LIFE

インテリアショップスタッフに学ぶ「理想の部屋」の作り方

子供の美的感覚も取り入れて家に愛着を持つことを伝えたい

2016.11.29

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部屋に子供のものが散らばっている、インテリアに統一感がなく、雑多な印象になってしまう・・・という声、しばしば耳にします。

色使い、収納などをちょっと工夫すれば、子供の空間と大人の空間のバランスが実現!

第4回目は、照明・家具専門店『Artek本店』のアンニカさん宅から、子供と素敵に暮らすアイデアをお届けします。

 

Home with Kids 1

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アルテックでサブマーネージャーを務めるアンニカさんのインテリアのモットーは、"リラックス、遊び心、少しのエレガンス"。心地よい空間づくりは大前提で、プラス自分たちらしさを出すように心がけています。

「子供たちが描いた絵や、先祖から受け継いだ美術品、好きなポスターなど、家族の思い出や愛着のあるものを部屋に置くようにしています」

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それは、ふたりの子供たちにも、家により一層の愛着を感じてもらいたいから。子供のものに関しても、色やアイテムを選ぶときには、本人に相談するか、選ばせるようにしています。

「子供たちはそれぞれ、美的感覚が育ち始めているので、そこを尊重したくて……。客観的に見ても、彼らの美的感覚は素敵だと思うんです。そんなふうに"家に愛着を持つ"ということを教えると、日常生活でも家具を大切に扱い、片付けの実践にもつながります」

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さらに、家では物を増やしすぎないように気をつけているというアンニカさん。

「新しいアイテムをひとつ増やすときには、必ず何を手放すのか決めてから迎え入れています。あまり必要を感じなくなっているものは、誰かに譲ったりすることも。必要を感じるかどうかの基準は"自分たちが幸せに感じられるかどうか"その一点です」

 

Living&Bedroom

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リビングの白をベースにピンクをポイントにきかせる色使いは、今、北欧で人気。まねしたくなるかわいさ。

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飾り棚のガラスアイテムはイッタラなど。色がきれい。

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さりげないグリーンや花のあしらいも素敵です。

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寝室はアンティーク家具とのミックスがおしゃれ。

 

Kids Room

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子供の色の強いアイテムは、ベッド下の松の木のかごに収納。落ち着いた雰囲気で、子供部屋にもなじみます。

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ハットボックスも目に優しい子供用収納として重宝。ドットやベージュ柄など、大人が見てもかわいいものを。

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遊び心のある子供部屋のワンコーナー。棚の上には、子供たちが描いた絵を飾って。写真の貼り方もかわいい。

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ムーミンのイラストの上にはなんと、ムーミンキャラクターの小さなマスコットが。かわいすぎます。


HELSINKI FINLAND
2LDK 72㎡

妻36歳(『Artek』サブマネージャー)
夫37歳(海洋関係企業社長)
息子7歳、5歳

息子のサムエル君とアントン君の4人暮らし。休日は森の小高い丘に登ったり、海へ出て島へ渡って景色を楽しんだり、ヘルシンキ周辺の自然に触れることが多いそう。アンニカさんの趣味は美しいものを見ること。


次回は日本から。『NATUR』オーナー夫婦のお宅にお邪魔します。

Photograph/Oskar Falck Coordination/Yuki Murata Composition&Original Text/Sayoko Kishiyama Taeko Ishii Noriko Tanaka
詳しくは2016年11/7発売のLEE12月号に掲載
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