LIFE

インテリアショップスタッフに学ぶ「理想の部屋」の作り方

好きな北欧家具もルールを決めてすっきりと

2016.11.22

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自分らしく、気持ちよく暮らしている人たちの秘密が知りたい!
LEE12月号のインテリアBOOKから、5軒のお宅をご紹介する第3回目。本日は、LDKのリノベで開放的な間取りが実現した、ヴィンテージの北欧家具屋『北欧家具 talo 』の木村さん宅から、暮らしのアイデアをお届けします。

 

Small Room

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今年の夏、結婚を機に、拓也さんが働く『北欧家具talo』がリノベーションを手がけたマンションへ引っ越しをした木村さん夫妻。
2DKだった間取りを、壁を取り除き1 LDKに。日当たりのよい物件を選び、かつLDKにすることで、光の回る開放的な空間が実現しました。

一歩中にお邪魔すると、拓也さんならではの、おしゃれな家具や雑貨のセレクトが光ります。

コンパクトな間取りですが、ハンス・J・ウェグナーのソファベッドがゆったりと置かれ、狭さをまったく感じさせないところもさすが。

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ブルー系のファブリックが素敵なリビングのワンコーナー。フロアランプやアートフレームの黒が空間の引き締め役に。

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ウェグナーのソファベッドはヴィンテージのため、ピンクの糸で繕った小さな穴も。チャーミング!

「本当は好きな作家の家具に囲まれた生活が理想なのですが、狭い分、その中でもまとまりが出るように、例えば色ものはブルー系と絞って、心地よい空間づくりを心がけています」(拓也さん)

狭くてもすっきり暮らすために、収納の工夫も欠かせません。

「一度出したものが散らからないように、物の収納場所をそれぞれ決めています。家具はほとんど夫が決めるのですが、これ以上物が増えないように、必ず相談して買うようにしています」(麻子さん)

サイクリングが趣味という拓也さんは、玄関に土間スペースも取り入れ、愛用の自転車もそこに。そんな機能的な間取りもぜひ参考にしたいもの。

 

fabric idea

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モノトーンでまとめられたベッドルーム。

大胆なプリントのベッドリネンはマリメッコのPIPPURIKERA(ピップリケラ)。

派手かな?と思う柄もモノトーンを選ぶことで、モダンでスタイリッシュな印象に。低く取り付けられたアルヴァ・アアルトの黒いペンダントライトわきの黒い壁も素敵。

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北欧アイテムで揃えたダイニング。

テーブルと椅子、ベンチはすべてフィンランドのアルテックのもの。座面のブルーのファブリックはミナ・ペルホネン。ペンダントライトはルイスポールセン。

シックな深いベージュの壁が、食卓に温かいニュアンスも添えています。

interior item

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ほっと心なごませてくれるアヒルの木製おもちゃはデンマークのアーキテクトメイドのもの。大人のインテリアにもしっくり。

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デンマークの古い鏡が素敵なドレッサー。化粧品などはそのまま置かずに、その片付けて、すっきり感をキープ。

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存在感がかわいい赤のキャセロールはイッタラのサルパネヴァ。これひとつでキッチンがぐっと明るくなります。


KANAGAWA JAPAN
1LDK 50㎡

妻32歳(教諭)
夫32歳(『北欧家具 talo』リペア担当)

夫の拓也さんは、飛騨高山の木工の学校出身で、家具のプロフェッショナル。最近はハンス・J・ウェグナーの椅子を修理したのだそう。夫婦揃ってアウトドア好きで、休日は一緒に山登りに行くことも


次回は子供と素敵に暮らす家をご紹介します。

Photograph/Oskar Falck Coordination/Yuki Murata Composition&Original Text/Sayoko Kishiyama Taeko Ishii Noriko Tanaka
詳しくは2016年11/7発売のLEE12月号に掲載
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