「色白よっしー」ことスタイリスト吉村友希さん＆「日焼け肌まつじゅん」こと、スタイリスト松村純子さんの、人気コンビがそれぞれに似合う色を探す誌上試着室、第３弾！

今回お届けするのは、「着映えベージュ」。
色幅が豊富な今季のベージュを、最大限に着こなすために、濃淡ベージュのみに絞って着比べました！

前回のトップスに引き続き、ボトムス編をお届けします。

 

 

読者の「所有しているベージュアイテム」堂々1 位のチノパン。顔から離れているパンツでも、意外と得意不得意なベージュのトーンがあることに気がついた二人。

よっしー「面積が広いからこそくすませたくない」
まつじゅん「肌となじみすぎて見えるのを避けたいです」

カーキ寄りvs.淡色ベージュ着比べてみると…!?

よっしーは、のっぺりしないベージュを求め、ボタン付きのハイウエストチノに。まつじゅんは、黄みが強すぎないベージュに。

よっしー「デザインは大好きだけど、このカーキ寄りの淡ベージュはまつじゅんのほうが似合うかも」
まつじゅん「白が混じるようなベージュは肌がくすまない！　よっしーも似合いそうだよ」と互いに譲り合い。

赤みも青みも抑えた中立ベージュは万能！

まつじゅんは、より大人っぽいデザインを求めて濃いベージュに、よっしーは、まつじゅんに似合うと言われた淡ベージュにそれぞれ着替え。

よっしー「まつじゅんも似合っていたけど、赤みも青みも強くないベージュは万能だね」
まつじゅん「私は赤みが強いと、やっぱりなじみすぎて、くすんじゃうみたい。よっしーのほうが似合いそう」

色白に合う赤みベージュと日焼け肌に映える青み系

まつじゅんのお見立てどおり、赤み系ベージュは色白よっしーをくっきりきわだたせ、洗練された印象に。一方よっしーのおすすめどおり、カーキ寄りの青み系ベージュで日焼け肌まつじゅんもトーンアップに成功。

よっしー「赤み＆濃いベージュが似合うのは色白だね！」
まつじゅん「私はカーキ系ベージュのチノパンが欲しくなった！」

 

着たのはこの３つ！

１　赤みの強いベージュが華やかさと女らしさをもたらして、よっしーのベスト。プチプライスもうれしい。￥1990／ジーユー

２　青みも赤みもないベージュが万能さを発揮したシンプルチノ。￥16800／ロバンデボア（ラブ アワー デイズ）

３　カーキ寄りの辛口なカラーリングとふたつボタンがきいたデザインで、まつじゅんのベスト。センタープレス入りテーパード。￥15000／アダム エ ロペ

 

ここ数シーズン人気継続中のスカートを着比べ！

まつじゅん「実は、スカートは何でも来いと思ってます（笑）。ディテールがあるから、同化しちゃう問題もパンツより心配なさそう」
よっしー「なるほど！　私も地味に見えない、ベージュスカートを探したい！」

赤み青み黄みのどれが入っているかで印象に変化

ウエストにデザインのあるスカートで華やかにしようと、よっしーはボタン、まつじゅんはベルト付きをセレクト。

よっしー「上品なデザインで、寂しさは緩和しているけど、私、顔映えはもうひと声？」
まつじゅん「チノパンで覚えた中立ベージュの法則、スカートでも健在。赤みも青みもない、黄みベージュは合わせやすくて使える！」

デザインと色みの微差が似合うかどうかを左右

よっしー「まつじゅんが着ていた中立ベージュ。着てみると本当に万能だね」
まつじゅん「私は次に、より大人っぽいシンプルデザインを選んでみた。これは淡いけれど、よっしーが似合う赤みが入った色。次、着てみて」

全身における面積が広い今年人気の長めスカートは、ベージュの色みの微差で印象がぐんと変わることもわかってきた。

面積の大きいボトムは補色ベージュが大正解

スカートもチノパン同様、赤み系ベージュでよっしーの血色感がアップする印象に。そして、青み系ベージュがまつじゅんをトーンアップ。

よっしー「ボトムだって全体の印象が変わることを実感」
まつじゅん「肌色と逆の色素を入れれば、老け見え・ぼんやり見え・膨張をクリアできそう。日焼けした赤みを帯びた肌には青み系が◎」

 

着たのはこの３つ！

１　女らしさも大人っぽさも兼ね備えたシンプルなタイトスカートは、よっしーのベスト。￥34000／ユナイテッドアローズ 丸の内店（チノ）

２　カーキっぽい色み、フロントボタン、タイトシルエットと洗練度の高いデザインが凝縮した一着。日焼け肌をトーンアップさせてくれる、まつじゅんのベスト。￥17000／エリオポール代官山（エリオポール）

３　ベルトやボタン付きのフレアスカートは、合わせやすい黄み寄りベージュ。￥13000／スピック＆スパン ルミネ有楽町店（スピック＆スパン）

---

ベージュ特有の、幅広い濃淡トーンを味方につけるのが着映え成功の秘訣！　淡い色からブラウンに近い色まで、様々なベージュがそろったこのシーズンこそ、きっとマイフェイバリットベージュが見つかるはず！

撮影／小渕真希子（人物）魚地武大（TENT）（静物）　ヘア＆メイク／高山ジュン（nude.）　スタイリスト／吉村友希　松村純子　取材・原文／本誌編集部
※商品の価格は本体価格（税抜き：2018年9/7発売LEE10月号現在）で表示しています。
※詳しくは2018年9/7発売LEE10月号をご覧下さい。