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ラズベリークリームのショートケーキのレシピ/八田真樹さんの絶品スイーツ

  • 八田真樹

2018.03.20

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ラズベリークリームのショートケーキのレシピ/八田真樹さん

3月になりました。
心待ちにしていたうれしい季節が始まりますね。

春、最初のレシピは ”ラズベリークリームのショートケーキ”。
淡いピンク色がかわいい、春色のショートケーキです。

ふわふわで、やさしいくちどけのスポンジとラズベリーの香りいっぱいのクリーム。
しっとりしつつ その軽さが特徴の ロール生地を ショートケーキに仕立てました。

ロール生地はここでもよく登場するお気に入りのレシピ。
シンプルな工程なので、いくつかポイントを押さえながら焼いてみてください。

☆ まずは、卵の泡立て具合が大切。 泡立て器をすくいあげてみて、落ちた生地の形が広がらずに、そのまま10秒以上しっかりと残るくらい泡立てます。
☆ 最初の湯煎は、いつまでもあてていると、キメが粗くなるので人肌に熱がついたらすぐに外し、さらに泡立てながらしっかりと生地の熱を取って冷ましていきます。
☆ 卵に対して粉の少ない配合なので、粉の粒子がしっかりと生地に混ざり合うイメージで、きちんと混ぜ合わせます。

くりかえし焼いて、コツをつかんでくださいね。

ふだんは焼きっぱなしのお菓子が多くて、デコレーションすることは少ないけれど、このケーキは特別。

かわいらしく おめかししたケーキで 春のおやつをお楽しみくださいね。

ラズベリークリームのショートケーキ

【材料】 24x28cm 天板1枚分

(スポンジ生地)
・ 卵    3個
・ 砂糖    70g
・ 薄力粉    50g
・ 牛乳    大さじ2

(クリーム)
・  生クリーム   200ml(乳脂肪分35%前後がおすすめ)
・ ラズベリージャム   大さじ4

・ ラズベリー
・ ホワイトチョコレート

【作り方】
* オーブンを200℃に温める。
* 天板にオーブンシートをしく。

① スポンジ生地を作る。 ボウルに卵を入れ、ときほぐす。砂糖を加え、湯煎にあてながら泡立てる。生地に人肌の熱がついたら湯煎から外し、さらに泡立てる。 泡立て器をすくいあげてみて、落ちた生地の形が広がらずに、そのまま10秒以上しっかりと残るまで泡立てる。 (写真a)

② 薄力粉を振るい入れ、ゴムべらで混ぜ合わせる。

③ 牛乳に②をひとすくい加えてよく混ぜてから②に散らすように戻し入れて混ぜ合わせる。(全体が完全になじんでツヤがでるまで、しっかりと混ぜ合わせる。)

④ 天板に生地を流し、表面を平らにならす。オーブンで8~10分焼く。焼きあがったらすぐに 大きめのビニル袋に入れるか、全体をラップで包んで冷ます。(蒸気が外に出ないようにすること。)

⑤ クリームを作る。ボウルにジャムと生クリームを入れ、氷水にあてながら軽く角が立つくらいまで泡立てる。

⑥ ④のオーブンシートをはがし、3等分に切る。

⑦ ⑥の上にクリームを塗り広げ、スポンジを重ねる。これをもう一段くり返す。全体にクリームを塗り、20分以上冷蔵庫で休ませる。削ったホワイトチョコレート、ラズベリーを飾り、ラズベリーの上にジャムをのせる。

(写真a)

製作・撮影/八田 真樹
お菓子研究家。短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)などが。

八田真樹 Maki Hatta

お菓子研究家

短大卒業後、会社勤めを経て幼い頃から好きだったお菓子の道へ転身。フランスに留学、ル・コルドン・ブルー パリ校卒業。ルノートル、ベルーエ・コンセイユなどでも学ぶ。著書に『フラン』『ケーク・サレ』(共に文化出版局)、『野菜・豆・果物のヘルシーお菓子』(扶桑社)、『板チョコスイーツ』(主婦と生活社)など。

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