Case.6 「戸建て・二世帯住宅/中庭から光と風をたっぷりと。外窓がなくても快適に」
LEE100人隊No.013 イノさん
(妻36歳、夫37歳、息子7歳、2歳)
イノさんはフリーランスで、仕事も基本的には自宅で。夫の雄貴さんは建築設計事務所に所属し、公共施設などの設計を手がけている。家は二世帯住宅で、イノさんのご両親と同居。
戸建て
中庭から光と風をたっぷりと。外窓がなくても快適に
子ども2人、そしてイノさんのご両親との暮らしのため、二世帯住宅を建てたイノさん夫妻。中庭が大きくとられ、気持ちのいい光が差し込んでいます。でもこのおうち、窓がない!?
「両親との行き来しやすさと予算的なことで平屋にしたのですが、1階で窓を開けてもすぐに隣家。であれば、外窓は最小限にして、中庭と天窓から光をとろうと思ったんです」と設計した夫の雄貴さん。中庭上部に目を向けるとV字形の壁が。これは、光とともに風も効率よく取り込むための工夫。
「暑さで窓を開放しづらい中東の建築様式で、上空の涼しい風を取り込むため煙突のような塔(ウィンドタワー)がヒントに。いろいろな形で風の流れをシミュレーションしてみて、V字形にたどり着きました」
「外窓がなくても風や時間の移り変わりを感じられて、夫にまかせてよかったなと。親世帯とはゆるやかに仕切られているだけなので、子どもたちも家じゅう走り回れて楽しそうです」(イノさん)
戸建て
LEE100人隊No.013 イノさんの家づくりDATA
エリア:千葉県流山市
間取り:6LDK+S、116㎡(親世帯含む)
依頼先:夫が設計
建築費:4000万円
メインのリビング、キッチン、パントリー、浴室は親世帯と共用で、それ以外は南側がイノさん家族の、北側がご両親のスペース。引き戸を開ければ両世帯がつながります。
詳しくはLEE2023年1・2月合併号【後悔しない「家づくり」、私のスタート地点】で!