福岡県・門司港には船がよく寄港します
本州と繋がる街・門司港。
明治時代に国の特別輸出港に指定され急速に発展し、今でもその頃の建物が残っています。

この門司港、九州の海の玄関口なので、しばしば有名な船も寄港します。
船舶マニアにはたまらない街です。
日本唯一の砕氷艦「しらせ」がやってくる!
そんな門司港に、なんと海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」がやってくるというニュースが!しかも、内部の見学も可能。これは行くしかありません。
※掲載許可いただきました。
しらせ、14年ぶりの門司港
しらせが門司港へやって来るのは14年ぶり。日程は10月2日に門司港へ到着。3日、4日の9時から14時の間一般公開、5日には横須賀へ向けて旅立つ…となっていました。
特急「ソニック」で北九州へ
普段北九州方面へは車で行くことが多いのですが、この日は夫が使うというので、電車で。

博多から門司港まで直通の特急「きらめき」は本数がものすごく少ないので、小倉駅まで「ソニック」で行き、乗り換えて門司港駅へ。
駅を出て、しらせがいる場所へ向かおうとすると…。
門司港に人、溢れてました。
冗談抜きで、溢れてました。
今までも有名船舶の一般公開に何度か行っていますが、桁が全然違いました。
これ、並んだとて入れるのか…?というか、最後尾はいったいどこにあるのだろう…。
なんと、3時間待ち!?
なんとか最後尾を見つけだすも、ここから3時間くらい待つとのこと。
…3時間。
外から見るだけでも満足度は高そうなので諦めようかとも思いましたが、やはり14年ぶりというのは大きい。次いつこんな機会がやってくるかはわからないのです。
そして今までの経験から、実際には2時間あれば中に入れる気が。
並びました。
しらせが近づくにつれて、上がるテンション
並びつつも列の流れはあまり止まることがなかったので、ずっと歩いているような状態でした。だんだんと列が進み、しらせが近づくと、並んでいる皆のテンションも上昇!

スマホや一眼レフ…各々カメラで写真撮りまくりです。

私はブログ用の写真がド下手も甚だしいのですが、こういうとき周りを見ていると「なるほど!そう撮ると映えるのね!?」と、非常に勉強になります。ありがたや(活かせているかは別問題)。
2時間でようやく中へ!
読み通り、2時間ほどで受付へ到着。手荷物検査を受けて、しらせの中へ!

ところで砕氷艦「しらせ」って??
ここまでしらせしらせ言ってますが、「しらせ」とは
「南極地域観測隊の輸送・研究任務のために建造された船」
のことです。
南極へ行くための船艦なので、分厚い氷を砕きながら進む必要があります。海氷は厚いところで約1.5m以上に達するところもあるそうで、「しらせ」はそれらの分厚い海氷を砕きながら「昭和基地」を目指します。その機能を備えているので「砕氷艦」と呼ばれます。

砕氷艦は日本で唯一、このしらせだけ。
現在のしらせは2代目で、2008年から活躍しています。
「南極に行く船って、南極観測船と砕氷艦、何が違うの?」
と思われた方もいらっしゃるかもですが…。
実は、違いません。
「砕氷艦」イコール「南極観測船」です。
どちらも「しらせ」のことを指しています。
これはややこしいのですが、南極観測は文部科学省の「国立極地研究所」が行なっています。なのでしらせの建造費は文部科学省の予算から支出されているそうなのですが、運用は現在海上自衛隊が行っています。
文部科学省が使う名称が「南極観測船」、防衛省が使う名称が「砕氷艦」。
一般的には「南極観測船」のほうが馴染み深い気がします(実際今回地元のニュースでも「南極観測船」と呼ばれていました)。
今回は海上自衛隊の訓練の一環で門司港へ寄港しているので、「砕氷艦」と呼ばせていただきます。
果てしなく遠くて長い、南極までの航海
日本の南極観測の拠点といえば「昭和基地」。

そこまでなんと、片道約14,000km。

長い長い航海となりますので、観測隊員はもちろん、食料や燃料、観測機材などを安全に輸送するための機能がしっかりと備わっています。
南極観測以外の時期に一般公開されます
しらせは毎年11月頃から翌年4月頃までの約5ヶ月間、南極へと航海しています。
それ以外の時期は整備や訓練など、次の航海の準備期間。今回のように一般公開されることもあります。昨年は名古屋港や神戸港で一般公開されていました。
船だけじゃない!ヘリが乗っています
しらせでもっとも目を惹くのは、大型ヘリコプターではないでしょうか。

外から見ても大迫力でしたが、間近で見るとさらにカッコいいですね!

やはりみなさん、ここでは写真撮りまくりです。私もそのひとりでしたが。こんなに間近でヘリなんてなかなか見れませんので。
艦内でも行列、ふたたび
ヘリの後ろにはまた列ができており、なんだろう?と並んでみると…(行列があると並びたくなるザ・日本人)。
「南極の氷」。
ほぉ〜!
この南極の氷、雪が数万年かけて圧縮され、かたまりとなったものです。

ちょっと触ってみましたが、数万年前の空気に触れたってことですよね。なかなかできない経験です。とりあえず並んでよかった。
「これでハイボール作ったらどんな味だろう…」
なんて思ってしまいました。すみません(でも気になる)。

「南極の石」もあったのですが、ヘリの真ん前だったので、みんなの写真に映り込んでしまう!と、ちょっと触りづらかったです…笑。

「艦橋」まで入れる!
中も隅々まで見学できるのですが、ヘリと同じくらいにみなさん盛り上がっていたのは「艦橋(かんきょう)」。

しらせの操縦室であり司令室です。こんなところまで見せてくれるのか…と驚き!
駆け足で見て回っても1時間!
結構サクサクと見て回ったつもりでしたが、外へと降りたのは入ってから約1時間後。

たしかに並んでから出るまではトータルで3時間かかりましたね。

艦内は大変広いため、入ってしまえば混雑は気にならず。じっくり丁寧に見学されている方もたくさんいらっしゃいました。
2034年に引退予定です
1965年より海上自衛隊が担ってきた砕氷艦の運用ですが、昨今の自衛隊の任務増加などから、2034年に撤退予定。その後は民間組織へと引き継がれるそうです。
ですので、このしらせの役目もそこで終了します。つまり、現役で南極へと赴いているしらせを見ることができるのは、残り8年!

毎年どこかしらの港で一般公開されていますので、ぜひチェックされてください。
今までの砕氷艦、日本各地で見学できます!
現在の「しらせ」以前の砕氷艦は「宗谷」「ふじ」初代「しらせ」がありますが、いずれも南極観測の役目を終えたあと、日本各地で展示されています。
「宗谷」は東京都の「船の科学館」、「ふじ」は愛知県の「名古屋港ガーデンふ頭」、初代「しらせ」は千葉県の船橋港。
秋のおでかけにいかがでしょうか。見学にかかる費用などは、それぞれの公式サイトをご確認ください。

技術とロマンが詰まった「砕氷艦」に、心浮きたつ休日でした
しらせの真ん前に見えている建物「関門海峡ミュージアム」でも、しらせのパネル展示が行われていたので見学してきました。

ここから見るしらせの姿もまた圧巻!でした。

九州の片隅で、遥か遠い、南極大陸の空気にちょっぴり触れられた休日でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

ついでに…この場所に、11月に帆船「日本丸」がやってきます
毎年11月に開催される「北九州港開港記念イベント」では、いろいろな船が門司港へとやってきます。昨年は目玉として帆船「海王丸」がやってきましたが…。

今年は帆船「日本丸」と「BLUE OCEAN みらいへ」!
ふたつも帆船がやってくるとは、なんたる贅沢!
船内見学もできるので、ひとりでも友達とでもお子さま連れでも、一日楽しめます。
ほかにも海上保安庁や門司税関の巡視艇も見学できて、制服や制帽を借りて写真撮影させてもらえたり。一昨年行ったときは私、税関のコーナーで制服着て「密輸品を押収しました」ニュースに出てくるような写真を撮らせていただきました。そんな変わった体験もできるイベントです。

福岡の乗り物好きさん、予定が合いましたらおでかけくださいませ。

040 - きな
事務職 / 福岡県 / LEE100人隊
40歳/夫/手づくり部・料理部・美容部/福岡生まれの福岡育ち、地元ネタ多めの2年目隊員です。飲むこと食べること大好き!そして収集癖あり(うつわやキャラものなど)。プチプラファッション好きです。趣味は食べ歩き、ドライブ、神社仏閣巡り、コスメ探し。釣りやキックボクシングでストレス解消しています。今年度もたくさんの「これ、いいな!」をみなさんとシェアしていけたら嬉しいです。
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。

















