雨の雫が似合う月桃の花が見頃を迎えています。毎年梅雨入り前になると至る所で穂状に白色の花を咲かせ見る人の目を楽しませています。花の香りは葉と同じく独特な香りを持ちリラックス効果がある言われています。また女性の身体のリズムを整える効能もあるそうで女性に寄り添う植物とも言われています。以前からこの花を使って天然酵母を起こしパン焼きに挑戦しているのですが、中々思うように作れずくじけてしまい暫く距離を置いていたけど、またやってみようという気持ちになり再挑戦してみました。

【沖縄】季節の手仕事「月桃の花摘み」

ざざーっと雨が降った後、少し晴れ間があった時間を狙って小雨をくぐり抜けながら花摘みへ行きました。一株からものすごく増える植物なのでワイルドな環境で育った月桃は葉も花も大きく広がって迫力満点です。海辺に近い場所から摘み取ったので潮風をたっぷり吸いこみミネラルも豊富そう。

月桃の花を綺麗に水洗い

お家へ買ったら直ぐに花に付いたゴミや虫を取り除くためにじゃぶじゃぶ水洗い。でもまだ不安なので一日漬け置き。翌朝見てみるとゴミは綺麗に取り除くことに出来ていました。そしてひょっこりカタツムリも出現。人間の身勝手な行動で迷惑をかけてごめんよー。

【天然酵母作り】瓶詰めして餌やり、そして保護観察

天然酵母作りの時はいつも生き物を育てる感覚になります。微生物相手に何をやってるんだ大人が、なんて声が聞こえそうですがもはやペットのように新しい家族の一員へと変貌を遂げ、餌（グラニュー糖）をしっかり与え、日々声を掛けして成長を確認しながら（攪拌）育てていきます（笑）

ぎゅうぎゅうに詰めた月桃の花で挑戦

実は前回あまりにも撃沈して、もう正解が分からない！と悶々としてしまったのでさくっと行動開始。向かった先は月桃の花で天然酵母を起こし、美味しいパン（ちなみに絶品カンパーニュ）を焼くお店へ。どうにもこうにも理想の天然酵母起こしが出来ないんだ！な話をして、頂いたアドバイスは「花の量を増やしてみたらどうだろう？」でした。

おお！そうか！瓶の中の隙間ばかり気にしていたことが仇になっていたかも！と今回は前回の二倍量を超えた三倍量の花で詰めてみました。気合十分過ぎる。。また失敗するかもしれないけど失敗を恐れては何も知ることが出来ないのだと自分で自分を奮い立たせます。成功しなくてもまたやり直せばいいよね。