WEBサイトで読んでいた頃からファンだった、やまもとりえさんの『ねこでよければ』。先日2巻が発売されたので、1巻と一緒に購入しました?
小説ではなく短編漫画集で、絵柄もコマ割りもとってもシンプル。一見サラーっと読めてしまうように感じるのですが、「おっ…この言葉沁みる…」と思える台詞が至るところに散りばめられており、自分の中でその言葉を繰り返して脳内に染み込ませる作業が入るため（笑）、読み終わるのに時間がかかりました。。
こんなお話です
話は、子どもからおじいさんまで幅広い年代の人たちが、しゃべれる猫に人生相談するものなのですが、猫がグサグサと心に刺さる言葉を投げかけてくれます。
登場人物に多いのは、自分ってどうしてこうなんだろう…自分って何もなくって嫌になる、自分は人と違うかもしれない…など人と比べて劣等感を抱いたり悩んだりしてしまう人たち。
きっと自分と同じような悩みを抱えている登場人物がいたら感情移入してしまうはず。
自分の個性や強みに気づかせてくれたり、
目に見えていることだけが全てじゃないって教えてくれたり、
言葉の大切さを改めて感じたり…
自分の悩みを肯定してくれるようなとっても優しい本です。
ビビビッときた言葉にはふせんをつけて心の中で反芻します
WEB版のフルカラーの色味がかわいくて好きなので、書籍はモノクロになってしまうのが少し残念ではありますが、悩んだときにスッと心が軽くなったり、背中を押してくれたりする大切な本。手元に置いておきたい本決定です。WEB版で読んで、私が一番心を打たれた話はまだ収録されていなかったので3巻の発売も楽しみ〜！
ぐら
36歳／夫・息子（7歳・2歳）／手づくり部・美容部／絵を描くこと、漫画を読むこと、手芸、食べることが大好きな道産子です。慌ただしく過ぎる日々の中でも、ちょっとした気づきを逃さず、成長につなげられる自分でありたいです。相変わらずお菓子づくりは初心者、おしゃれに関しては自信なしの3年目ですが、好きなことを大切にマイペースに綴ります。Instagram：@akkirin3
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ぐら